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2017年6月17日 (土)

陶とガラスのインスタレーション

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 田嶋悦子さんという陶芸作家の「Records of Clay and Glass」という展覧会が、西宮市大谷記念美術館で開催されている。
 草間彌生をもっとおどろおどろしくしたような生命力あふれる初期作品から、ガラスと陶をパーツとして組み合わせたミニマルな立体作品へ、そして陶の表面にアジサイの葉脈を転写し板ガラスとセットして並べるインスタレーションへ。1987年から2017年の最新作まで、15点の代表作で構成された展示はとても見ごたえがある。

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 田嶋さんの創作手法のアイデアは、陶磁器を本体を形作る『粘土』と上からかける釉薬つまり『ガラス』とに分解して再構築することにある。ただし、そんな理屈は表には見えない。聞けば「なるほど!」と納得するけれど。魅力的なのはシャープな造形と、おもしろい質感の対比です。
 一貫して花や葉っぱや蔓など植物をモチーフにして陶芸の可能性を切り開く田嶋ワールド。饒舌な表現から寡黙な表現に変わってきてはいるが、その根底にある「生命賛歌」は変わらない。

Etsuko Tashima
Records of Clay and Glass
西宮市大谷記念美術館
2017年6月10日(土)~7月30日(日)

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