第二のクレソン自生地
信州奈川で二番目のクレソン自生地、発見! しかも狭い山道を分け入ってやっとたどり着く、最初に見つけた場所より、もっとカンタンに車でアクセスできる。すぐそばまで何度も来ていたところのごく近くなんです。なーんだ、こんなところに群生地があったんだ!と拍子抜けするほど馴染みのあるところ。じつはこの場所、地元の知人に教えてもらったのです。
奈川の人たちはあまりクレソンを食べないそう。自生しているクレソンはスーパーで買うものより香りも高いのに。だけど、みんな関心がない。我が家があまりにも「クレソン!クレソン!」と騒ぐので、「もっといい場所があるから案内してあげる」と連れて行ってくれた、というわけ。よくそばを通っていたのに、まさかそんな場所にあるとは思っていないので、まったく目に入っていなかった。
そこは奈川温泉の源泉があるところ。この温泉水が渓流に流れ込むところにたくさん自生している。桂の木の横にある説明の看板に、「鎌倉時代より湧き恵み 秘境奈川の温泉水」とある。この湯用いし炊く粥は、旨み溢れし絶品の極みなり。ナトリウム泉で効能は、慢性消化器病、糖尿病、痛風、肝臓病と書いてある。まぁ、いかがでしょうか。これで病気が治るなら医者いらず。横には日本秘湯を守る会の旅館もあります。
こんな効能がある水を吸って育ったクレソン。おいしくないはずはありません。さっそくサラダでたっぷりいただきました。渓流の向かいには満開のヤマザクラ、背後の崖地には黄金色のヤマブキ。関西より一ヶ月半ほど季節が遅い奈川高原。(夜は冷え込むので真冬の服を引っ張り出して着ています。もう5月の下旬だというのに) タラの芽やコシアブラ、コゴミやウド、いまやっと遅い春の訪れを楽しんでいます。
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