展覧会名は、新宮晋の宇宙船
「無限に広がる宇宙に存在する数えきれない星の中でも、色彩豊かで、様々な光や音が響きあう、とびっきりユニークな星、地球に、一人の人間としてボクは生まれた。これはどう考えても、奇跡としか言いようがない」。兵庫県立美術館で開催中の「新宮晋の宇宙船」展。風や水など自然の力で動く作品で、世界で活躍し評価の高いアーティストです。
風、水、光、影・・・地球そのものの生命力を感じる作品は、関空の国際線出発ロビーやJR神戸駅前、三田にある素晴らしい風のミュージアムをはじめ、NYやパリ、ジェノバなど世界各地で目にすることができる。ピカピカに反射する鏡面のステンレスや透けた布、紙やカーボンファイバーなどでできた造形の動きがおもしろい。次を予想できない不思議な動き。小学校の工作をもっともっと科学的にし、もっともっとファンタジーにしたような夢のある作品群です。
今回の展覧会は2013年以降の新しい作品が18点展示されている。そしてビデオ映像作品が3点。美術館屋内の展示なので、新宮作品としては比較的小さめだが、そのぶん照明の当て方などで今までなかった面白い効果を出しているものもある。そしてそれら軽め、小さめの作品を携えて移動展示とワークショップで世界各地を巡っているそうだ。地球の自然環境や宇宙のしくみといった、壮大なテーマに取り組む姿勢がとてもカッコいい。
風と水の彫刻家
新宮晋の宇宙船 SPACESHIP
兵庫県立美術館
2017年3月18日(土)~5月7日(日)という
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