ヨコオ・ワールド・ツアーですよ
横尾忠則現代美術館の開館5周年記念展「ヨコオ・ワールド・ツアー」が、いま開催されている。そうなんだ!もう5年経ったんだ! ここの建物をリニューアル工事をしていたのは、ついこの間だったような気がする。でも考えてみれば、まだ元町のギャラリーで忙しくしていたころだ。そう思えばずいぶん昔のような気もする。時間って不思議なものだ。
毎回の企画展も欠かさず見ているけれど、これだけさまざまな切り口で展覧会ができるアーティストは世界を見渡してもちょっといないでしょう。横尾さんはそれだけ多様で多彩で多数の作品を創って来た、ということ。今回は海外への旅がテーマで、タブローやポスター、版画など100点余りの展示。1964年のヨーロッパ旅行(和田誠や篠山紀信といっしょ)以来、ニューヨークやインドなど世界各国を訪れる。行く先々で刺激を受け、そこから湧き出るイマジネーションを絵画で表現する。
今回は画家宣言をする前、グラフィックデザイナー/イラストレーター時代の作品もたくさん展示されていた。天井桟敷やビートルズのポスター、サンタナやエマーソン・レイク・パーマーのレコードジャケットなど、とても懐かしい。リサ・ライオンを素材にした絵画作品と映像作品は、個人的には特に思い出深かった。若い人はリサ・ライオンなんて知らないでしょうけど。
開館5周年記念
ヨコオ・ワールド・ツアー
2017年4月15日(土)~8月20日(日)
Y+T MOCA 横尾忠則現代美術館
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