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2017年3月21日 (火)

草間彌生の凄さは何だろう?

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 草間彌生はアーティスト人生としては、もう最終章に入っていてもおかしくないと思う。でもでも、年齢を感じさせるどころか、ますます若々しく過激にエネルギッシュになっている。北斎もマティスも優れた芸術家はみんなそうだが、老いてますます盛ん。年とともに枯れるどころか死ぬまで現役。どんどん自由にパワフルになってくるのは興味深い。たぶん芸術家はいつまでも、「これは面白い」、「もっとこんな作品を創りたい」と好奇心と野心にあふれているのでしょう。

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 展覧会の会場は、そんな作家の情熱を感じてか熱気にあふれている。しかも若い人たちがとても多い。少女時代からの水玉や網目の強迫観念に追われて制作していた頃の作品より、もっともっと自分自身に正直になっていると感じる。だからものすごいスピードで真のアートを量産しているのだ。それってスゴイことだと思いませんか。われわれ凡人でも年齢とともにエネルギーが落ちてくるのに、はるかに精神集中と緊張を強いられるアート制作にエネルギッシュに取り組んでいる。

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 それが天才としか言いようがない草間彌生たる所以。フィレンツェのヴァザーリの回廊に展示してあった自画像の迫力たるや、西洋のそうそうたる巨匠の自画像を圧倒しておりました。この人の場合、いま自分が表現したい世界と世間の人々の意識がぴったりマッチしたサイコーの時を迎えているのでしょう。時代との幸せなマリアージュ。
 ミュージアムショップの売れ行きがこんなにすごいアーティストはかつていなかったんじゃないか。それにこんなにグッズにしやすい作家も。日本の宝ですね。

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草間彌生 わが永遠の魂
国立新美術館
2017年2月22日(水)~5月22日(月)

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