絶景スキー場に春の日差し
信州奈川の野麦峠スキー場。サイコーの雪質と絶景がウリだ。前穂、奥穂、西穂、唐松岳、焼岳、乗鞍、御嶽がズラリと並ぶパノラマは壮観だ。見通しが良い日は白山や八ヶ岳連峰も見える(らしい)。スカイライナー1,600mとスカイラビット1,060mを乗り継いで、標高2,130mへ。そこから全長4,000m標高差730mのダウンヒルを絶景に向かって滑り降りる。スキー場の回し者のようなコメントになってしまいましたが、本当に気分がいい。ただしお天気が良ければ、の話。
この日は風もなく、もう春かと思えるような陽気でした。ゆっくり景色を眺めたり写真を撮ったりしていても、全然寒くない。上にあるカフェの前にベンチでもあれば、うつらうつら日向ぼっこをしたらさぞいいだろうな、と思いました。数日前は気温も低く、風も強く、地吹雪が舞って視界が悪くなるわ、鼻水は垂れるわ、で苦労したのとは大違い。何年たっても初心者から抜け出せないスキーも、ちょっとだけ上手になったような気がするからうれしい。天国がこんなところなら早く行きたい! まぁこれはオーバーですが。このあと寒くなったり暖かくなったりしながら、ホントの春がやってくるのでしょう。
こんなに素晴らしいスキー場なのに人が少ない。やっぱりブランドじゃないからかなぁ。利用する我々にはリフト待ちもない、衝突事故の心配もない、食堂の席取りもカンタン、といいことずくめ。でもスキー場の経営にとっては厳しい状況でしょう。毎年存続の危機だといったウワサがでる。「神戸のルミナリエみたい」、なんて人ごとのように言ってる場合じゃない。もっとたくさんの人に知ってもらって、にぎわいを取り戻さないと、冬に信州に通う意味がなくなる。そんなわけで、まことに微力ではございますが、このブログでも紹介する次第です。
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