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2017年2月25日 (土)

サバイバルファミリーを観て震災を思う

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 矢口史靖監督の新作は「サバイバルファミリー」。ある日突然この世界から電気というものがなくなってしまう。照明は消える。スマホもPCも使えない。エレベーターやエスカレーターも止まる。冷蔵庫もテレビも、目覚まし時計も懐中電灯も。それに、電車やクルマや飛行機も、電気がなくてはまったく動かないのだ。当然ながら会社も学校も休み。都会にいても餓死するだけだから、井戸水や食料がある可能性にかけて、みんな田舎を目指す。まさに日本民族大移動だ。

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 口ばっかりで何もできないダメおやじに引き連れられた家族は、自転車でおじいちゃんのいる鹿児島を目指すことにする。何日かかることやら。しかも道中の水や食料は? 笑っちゃいけないけど笑えるエピソードがてんこ盛り。いろんな出来事や人との出会いを経ながら、西へ西へと向かうファミリー。川崎、静岡、大阪、神戸、岡山・・・どこまで行っても電気はない、とほほ。
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 キャスティングも素晴らしい。偉そうにしているがイザというとき頼りにならないおやじ(世の中のおやじは、ほとんどそうです!)。 ちょっと天然の、でもときどきオッというアイデアを出すお母さん。現状に不満ばっかり、スマホ命のイマドキの息子と娘。こんなファミリーが電気より大切なものに目覚めていく姿は感動です。
 震災を経験した者には矢口監督の言いたいことが非常によくわかる。しっかり笑って、しっかり考える。できるだけ多くの人に観ていただきたいエンターテインメント作品です。

サバイバルファミリー
原案・脚本・監督 矢口史靖

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