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2017年2月

2017年2月28日 (火)

妖しいクラーナハ

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 中之島の国立国際美術館で開催中のルカス・クラーナハ展。500年後の誘惑、というサブタイトルが示すように、不思議な魅力をたたえた女性像をたくさん残している。「ホロフェルネスの首を持つユディト」をご覧いただきたい。クールな美女が剣を捧げ髭面の男の生首を持っている。果たして悪女か?聖女か? 切断された男の首の断面も異様にリアルで、グロテスクとエロティシズムのはざまで危うい美学が浮かび上がってくる。

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 ポスターのキャッチフレーズは、「冷たい視線が惑わせる」。ヴィーナス、サロメ、ルクレティア・・・まさにそんな言葉がぴったりな美女たち。蠱惑的だけれどどこか醒めた表情の女性像が、500年後の私たちを惹きつける。アルブレヒト・デューラーと並ぶドイツ・ルネサンスの巨匠、クラーナハ。透明のベールのひだや髪の毛一本一本、コスチュームの微細な刺繍や織模様を正確に描くなど、すごい技術の持ち主です。

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 そして彼はまた大型の工房を開いて絵画や版画の大量生産を行ったという。ビジネス感覚にもかなり優れていたようだ。それに息子も同じ名前で作品制作に参加していたこともあり、展示作品数がとても多い。
 宗教改革を起こしたマルティン・ルターとも親交が深く、彼の肖像画をたくさん残している。そんな北方の偉大なアーティストは、イタリアではミケランジェロと時代が重なる。古いルネサンス期の絵画だけれど、圧倒的に新しい。

クラーナハ ~500年後の誘惑~
国立国際美術館
2017年1月28日(土)~4月16日(日)

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2017年2月25日 (土)

サバイバルファミリーを観て震災を思う

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 矢口史靖監督の新作は「サバイバルファミリー」。ある日突然この世界から電気というものがなくなってしまう。照明は消える。スマホもPCも使えない。エレベーターやエスカレーターも止まる。冷蔵庫もテレビも、目覚まし時計も懐中電灯も。それに、電車やクルマや飛行機も、電気がなくてはまったく動かないのだ。当然ながら会社も学校も休み。都会にいても餓死するだけだから、井戸水や食料がある可能性にかけて、みんな田舎を目指す。まさに日本民族大移動だ。

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 口ばっかりで何もできないダメおやじに引き連れられた家族は、自転車でおじいちゃんのいる鹿児島を目指すことにする。何日かかることやら。しかも道中の水や食料は? 笑っちゃいけないけど笑えるエピソードがてんこ盛り。いろんな出来事や人との出会いを経ながら、西へ西へと向かうファミリー。川崎、静岡、大阪、神戸、岡山・・・どこまで行っても電気はない、とほほ。
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 キャスティングも素晴らしい。偉そうにしているがイザというとき頼りにならないおやじ(世の中のおやじは、ほとんどそうです!)。 ちょっと天然の、でもときどきオッというアイデアを出すお母さん。現状に不満ばっかり、スマホ命のイマドキの息子と娘。こんなファミリーが電気より大切なものに目覚めていく姿は感動です。
 震災を経験した者には矢口監督の言いたいことが非常によくわかる。しっかり笑って、しっかり考える。できるだけ多くの人に観ていただきたいエンターテインメント作品です。

サバイバルファミリー
原案・脚本・監督 矢口史靖

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2017年2月22日 (水)

田んぼの中の生パスタ工房

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 生パスタ工房 & 農家イタリアン「pasta sorriso」。住所は姫路市となっているが、ほとんど加西市に近い田園地帯にある。手打ちパスタがおいしいイタリアンのお店です。姫路育ちのご主人とフィレンツェ育ちの奥様が、デュラムセモリナ粉に米粉を混ぜたこだわりの生パスタを作っている。店名のパスタ ソリーゾは「笑顔のパスタ」という意味で、笑顔=sorrisoという言葉の中にriso=米も入っているという。うん、よくできたネーミング! この米は自分たちで育てているそうだ。テーブルマットには小川農園株式会社という社名とネーミングのいわれ、姫路城とフィレンツェのドゥオーモの絵が印刷されている。

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 パンツァネッラやブルスケッタなどのアンティパスト3種盛りと地元農家の新鮮野菜サラダ。そしてパスタとメインディッシュ。ドルチェとコーヒーをいただくが、どれも地元の食材を使った丁寧な料理。イタリアのスローフードの精神だ。
 いろいろ味見しながら食べましたが、どれもおいしかった。大満足です。姫路産グルメポーク(ブランド名はなんと「桃色吐息」ですぞ)のハーブ焼きやサルシッチャ、地元の共振牧場の牛乳で作った自家製リコッタチーズとほうれん草のラビオリなど、ここでしか味わえないものが印象に残りました。

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 「マファルデ」という端がフリルのようにヒラヒラに波打った生パスタは絶品でした。濃厚なミートソースによく絡まり、たっぷり振りかけられたグラナパダーナチーズとの組み合わせで、もう最高の味と香り。フィレンツェの奥様の実家に代々伝わるマンマの味だそうです。
 イタリアからパスタマシーンを取り寄せて作る本格派の生パスタが、のどかな田園風景の中で味わえる。しかもそれらの生パスタやチーズ、トスカーナ産のオリーブオイルを買って帰れる。このオリーブオイル、モナリザのモデルになった女性の別荘がある村の産だと書いてある。へぇ~!でしょ。ネットでも買えるようなので、ぜひサイトをのぞいてみてください。

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pasta sorriso
Firennze ×Himeji
生パスタ工房 & 農家イタリアン
079-263-3755
姫路市山田町南山田105-3

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2017年2月18日 (土)

絶景スキー場に春の日差し

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 信州奈川の野麦峠スキー場。サイコーの雪質と絶景がウリだ。前穂、奥穂、西穂、唐松岳、焼岳、乗鞍、御嶽がズラリと並ぶパノラマは壮観だ。見通しが良い日は白山や八ヶ岳連峰も見える(らしい)。スカイライナー1,600mとスカイラビット1,060mを乗り継いで、標高2,130mへ。そこから全長4,000m標高差730mのダウンヒルを絶景に向かって滑り降りる。スキー場の回し者のようなコメントになってしまいましたが、本当に気分がいい。ただしお天気が良ければ、の話。

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 この日は風もなく、もう春かと思えるような陽気でした。ゆっくり景色を眺めたり写真を撮ったりしていても、全然寒くない。上にあるカフェの前にベンチでもあれば、うつらうつら日向ぼっこをしたらさぞいいだろうな、と思いました。数日前は気温も低く、風も強く、地吹雪が舞って視界が悪くなるわ、鼻水は垂れるわ、で苦労したのとは大違い。何年たっても初心者から抜け出せないスキーも、ちょっとだけ上手になったような気がするからうれしい。天国がこんなところなら早く行きたい! まぁこれはオーバーですが。このあと寒くなったり暖かくなったりしながら、ホントの春がやってくるのでしょう。

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 こんなに素晴らしいスキー場なのに人が少ない。やっぱりブランドじゃないからかなぁ。利用する我々にはリフト待ちもない、衝突事故の心配もない、食堂の席取りもカンタン、といいことずくめ。でもスキー場の経営にとっては厳しい状況でしょう。毎年存続の危機だといったウワサがでる。「神戸のルミナリエみたい」、なんて人ごとのように言ってる場合じゃない。もっとたくさんの人に知ってもらって、にぎわいを取り戻さないと、冬に信州に通う意味がなくなる。そんなわけで、まことに微力ではございますが、このブログでも紹介する次第です。

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2017年2月15日 (水)

すこし行きにくい冬の観光名所

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 乗鞍高原には有名な滝が三つあるが、冬場の名所は幅8m、落差21.5mの端正な姿の善五郎の滝。ここは厳冬期に凍結するので有名だ。そうです、見事な氷瀑が見られるのです。標高が高く、しかも太陽の光が当たらない向きにあるため、昼間の最高でも氷点下5℃。夜はマイナス20~30℃まで下がる。だから大量に流れ落ちる水が凍ってしまうのだ。

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 ここに行くにはアイゼンかスノーシューが必要だ。険しい坂道や氷に厚く覆われた急階段を降りていくかないと、その迫力ある姿は拝めない。もちろん服装や装備は雪山やスキーに準ずる。そばまで近づくと、その神秘的な淡いブルーの氷の裏を轟音を立てて水が流れているのが透けて見える。この2~3日ちょっと寒さが緩んだせいらしい。一昨年に来たときは流れていなかった。

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 最近のアウトドアブームで、この氷瀑を観に行くガイドツアーが増えている。今日も10数人の団体さんに出くわした。皆さん年配の方ばかり。「こわい!」「すべるー!」と嬌声を挙げながらもちゃんとたどり着く。自分の足でアプローチする以外に方法はないので、日ごろから山を歩きなれている元気な人たちなんでしょう。ご褒美はこの絶景! 感動の言葉と記念写真を持って帰られました。

 

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2017年2月12日 (日)

ミュージアムロードを歩く

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 兵庫県立美術館から山手へ、BBプラザ美術館を通りJR灘駅を抜けて、横尾忠則現代美術館や原田の森ギャラリーがある王子公園までの道を、ミュージアムロードと呼んでいる。10年ほど前からだと思う。いやもっと前かな。沿道にはさまざまなアーティストのモニュメントが設置されているが、街を歩く人はあまり気付いていないようだ。それらの中から代表的な二つを紹介しましょう。

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 まず県立美術館の海側に、ヤノベケンジの高さ6.1mの少女像「Sun Sister」が海に向かって立っている。阪神・淡路大震災から20年後の2015年に設置された。手には希望の象徴としての「輝く太陽」を持ち、大地にすっくと立っている。ヤノベの代表作「トラやん」の娘のようだ。コスチュームはまわりの光や風景を映しこんで、ピカピカと輝いている。愛称は公募で「なぎさ」ちゃんに決まったそうだ。

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 もう一つはミュージアムロードの歩道に設置された椿昇の「PEASE CRACKER」。高さ4m、長さ8m、緑と赤のコントラストが強烈なオブジェです。サヤエンドウの怪獣か?宇宙からやって来たモンスターか? 足元には豆のカタチをしたベンチが。座れるんです。作品名のPEASEは、豆を意味する「PEAS」と平和を意味する「PEACE」をかけた造語。平和の破壊者を創り出して、逆説的に平和への願いを表現しているのでしょう。

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 県立美術館の屋根には巨大な「美かえる(ミカエル)」が乗っているし、阪神電車の岩屋駅はミカエル模様の派手なペインティングが施してあるし。ほかにも新宮晋や元永定正、渡辺豊重や中岡慎太郎の立体作品も見られるミュージアムロード。もう少し気候が良くなったら、ぜひ歩いてみてください。まだまだ新しい発見があるかもしれません。

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2017年2月 9日 (木)

ティム・バートンと奇妙なこどもたち

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 ハリウッドきってのアート派、ティム・バートン監督の新作は『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』。原作はランサム・リグズの小説だそうだが、ティム・バートンの感性にぴったり合ったお話で、まるで監督の少年時代の夢想をそのまま映画にした、という趣のファンタジーだ。舞台は現代のフロリダと、第二次世界大戦のときの英国。それぞれ特殊な超能力を持った子供たちが、協力して悪と戦って打ち負かすお話。ゴシックな美学が詰まった重厚な映像も魅力です。

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 観終わった人たちが、「おもしろかったね」、「ちょっとキショイけどね」などと言いながら出てくる。とても素直な感想だと思う。幻想的で不気味で耽美的でグロテスクで、しかしユーモアもある。これがティム・バートンの真骨頂だから。Photo_3
 骸骨やモンスター。目玉や心臓。最新の映像技術を活かした見せ方も素晴らしい。なお、ペレグリンは英語で鳥のハヤブサのことだそうです。
 一昨年の春グランフロント大阪で観た展覧会『ティム・バートンの世界』で、この作品のためのイメージ画が展示されていたような気がしますが、どうだったんでしょうか。

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2017年2月 6日 (月)

今も現役!アレシンスキー展

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 ベルギーの現代画家ピエール・アレシンスキー。知りませんでした。1927年ブリュッセル生まれだから90歳ですか。今もなお現役でエネルギッシュに活動を続けている。このアーティストの作品を、国立国際美術館で開催中の展覧会で初めて観ました。「おとろえぬ情熱、走る筆」というサブタイトルが示すように、制作意欲旺盛なアーティスト。約80点からなる大規模な回顧展です。

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 じつはこの作家、日本との縁がとても深いのです。第二次世界大戦後パリで活動中に出会った日本の前衛書道の奔放さに共感し、1955年に来日。映画『日本の書』を制作したという。彼の作風も、ヨーロッパの重厚な油彩画から抜け出し、墨、水彩、アクリル絵の具を使った軽快で自在な筆使いで幻想的ヴィジョンを描くスタイルへと変貌。印象派の画家たちの時代とはまた別の、ジャポニズムが感じられておもしろい。
Photo_2 何ものにもとらわれない自由な精神。見たこと、経験したこと、世界のあらゆるものを表現したいという欲求。そんなアレシンスキー独自の探求が、コマ割りにした画面に樹や怪物や海などを描いたり、版画も交えた幾種もの技法を駆使したり、下地にアンティークの地図や手紙を使ったり、といった多彩で豊かな作品群にあらわれている。常に変貌を続け、衰えることのない創作意欲。観てよかったです。
 
おとろえぬ情熱、走る筆。
ピエール・アレシンスキー展
2017年1月28日(土)~4月9日(日)
国立国際美術館

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3大テノール 夢の競演

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 1990年7月7日、ローマのカラカラ浴場跡で行われた伝説のコンサート。そのTV映像がハイビジョン映画化された。FIFAワールドカップ'90イタリア大会の前夜祭の催しで、オペラ界の3人のスーパースター、ルチアーノ・パバロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスのが初めて同じステージに立った歴史的な夜。説明を読むと、6,000枚のチケットが発売開始後10分で売り切れたという。この真剣勝負の緊張感があふれた奇跡のライブを、兵庫県立美術館で疑似体験してきました。伝説の夜の感動を、おすそ分けしてもらったうれしい時間でした。

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 ひとりひとりが得意のレパートリーを歌う前半と、三人揃ったステージでバトルを繰り広げる後半。丁々発止、お互いに刺激を受けながらより高みを目指す最高のパフォーマンスを発揮していた。「俺が一番うまいだろ!」、「この高音の伸びはどうだ!」、「奥深い表現力がわかるか!」と火花を散らす。このあと3大テノールブームが起きて、この3人が世界のさまざまな場所でコンサートを開いたのも納得のすばらしさでした。指揮者のズービン・メータもすばらしかった。
 この作品は当時収録された映像をハイビジョンにアップコンバートして、絶頂期にあった3人の姿と美声を劇場上映用としてよみがえらせたものです。

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    1990年ワールドカップ・イタリア大会、優勝は西ドイツ(東西統一前です)で準優勝はマラドーナがいたアルゼンチン。前夜祭の3大テノールはTVで観なかったけれど、翌日6月8日ミラノ・サンシーロでの開会式はライブで見ました。日本時間の深夜、たしかWOWOWで。開会式と言えば高校野球や東京オリンピックのイメージしかなく、選手が並んで入場行進をするのだろうか? と思っていたら、なんと巨大なファッションショー!
 アメリカ、アフリカ、アジア、ヨーロッパをヴァレンチノ、ミッソーニ、ミラ・ショーン、ジャン・フランコ・フェレが担当し、それぞれの大陸を色とスタイルで表現したコスチュームを身に着けたモデルたちが、しゃなりしゃなりとピッチを歩く。スポーツ大会でこんなのあり?でも、さすがファッションの都ミラノ! 3大テノールとともに、これも感動モノでした。

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2017年2月 3日 (金)

なぜ神は沈黙しているのか?

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 もう50年も前になりますが、遠藤周作の「沈黙」を読んだ静かな感動は、今も生々しく記憶に残っている。マーティン・スコセッシ監督の「沈黙」を観終わったときに感じた気持ちは、その時の感覚にとても近かった。そして原作や日本人に対するスコセッシ監督の深いリスペクトが感じられてとてもうれしかった。たぶんこの映画を観た人はみんなそれを感じたに違いない。上映中にも関わらずあれこれしゃべっていた後ろの座席の夫婦を含め、誰も立ち上がらない。誰も話をしない。まさに、沈黙ーSilence なのです。明るくなってからも静かに静かに退席する。映画館ではちょっとない光景です。

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 舞台は江戸時代の初めごろ、キリスト教弾圧が頂点に達した九州。「隠れキリシタン」、「踏み絵」、「転ぶ」など、イヤな言葉が生まれたイヤな時代のことです。こんなにも苦しんでいる人々がいるのに、なぜ神は現れないのか、なぜ救ってくれないのか、なぜ沈黙しているのか。殉教者の栄光と棄教した弱き者の苦しみ。神は人間に何を求めているのか? 「殉教したら天国へ行ける」という考えは、現代のイスラム戦士とおなじなのでしょうか? 宗教あるいは神にまつわる普遍のテーマです。

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 スコセッシ監督は弾圧を加えた当時の為政者を一方的な悪とは描いていない。キリスト教を禁止したのは、日本の伝統・文化・社会を守るため。踏み絵を踏むのは、より多くの命を救うため。みんなそれぞれに理由がある。キリストが十字架にかかったのは、そんなすべての人を救うためではなかったのか。創造者である神と救済者であるキリスト。カトリックの教義はわかりませんが、宣教師ロドリゴが自分の信仰心について苦悩するはよくわかる。

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 善と悪、強さと弱さ、多数派と少数派、裏切りと自己嫌悪。窪塚洋介、イッセー尾形、塚本晋也、浅野忠信など日本の俳優たちも、難しい役柄を自然とあらわれたようなすごくいい演技をしていたのが印象的だ。ハリウッド映画でヘンなニホンを見かけることも多い。でもこれは良かった。日本語のセリフ、時代劇のコスチューム、ロケ地の台湾の自然環境を含めて、まったく違和感なく見られたのもスコセッシ監督の敬意が感じられました。
 終わってしばらく沈黙のなかにいる映画は久しぶりです。深いテーマだけに一度ゆっくり租借しなおさないと言葉にできませんでした。

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