20年目、フェリシモの贈り物
年末恒例、フェリシモのハッピートイズプロジェクトは今年で20年目。世界のこどもたちに手作りのぬいぐるみを贈るこのプロジェクト、今年のテーマは「のびのび生きよう」、キャラクターは「しなやかネコちゃん」です。着られなくなった服や残った布地や毛糸で作られた、世界でたったひとつのぬいぐるみ。今年も全国から多くの作品が寄せられました。そしてクリスマスシーズンのいま、三宮の朝日ビルの1階で展示されています。
毛糸の編み物あり、和服生地のパッチワークあり、古布の縫い合わせあり、と素材も手法もさまざまです。でもそれらどの作品からも、自分独自のアイデアをカタチにしたいという情熱と、これを手にした子を喜ばせてあげたいという愛情、作り手の純粋な想いが伝わってきて気持ちいい。まさに「あなたの手づくりは世界中のこどもたちを笑顔にしてゆく」というコンセプト通りです。
これまで世界57の国と地域へ、51,000体以上のぬいぐるみが贈られているそうです。こどもの施設や病院、難民キャンプなどで笑顔の輪を広げています。たくさんの人の優しい気持ちをちゃんと届ける仕組み、誰もが気軽に参加できるシステムづくり。とても素晴らしいプロジェクトだと思います。ほかの企業も、掛け声だけではなくこんな地に足がついた社会貢献をしてもらいたいものですね。
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