松蔭女子大クリスマスの夕べ
神戸松蔭女子学院大学のチャペルで開催された「クリスマスの夕べ」に行ってまいりました。学生による歌とオルガンのコンサート。聖歌隊やオルガン奏楽グループ、ブライダルキャップテンが一生懸命企画し演じている。キリストの降誕を祝う厳かな雰囲気の中に、あたたかい手作り感が伝わってくるとても好感が持てる催しでした。
会場となったチャペルはレンガタイル張りの落ち着いた外観に、モダンな白い壁とステンドグラスの窓。主祭壇にはシンプルな十字架。後の二階楽隊席にはとても立派なパイプオルガンがある。高い天井のチャペル全体がオルガンの音を響かせる共鳴箱なので、しっかり音響を考えてあるのだろう。
この美しい大学全体が山の斜面を生かした面白い設計で、建築当時すごく話題になった。たしか竹中工務店が設計・施工をしたはずだ。30数年前にここを設計した建築家の話を聞いたことがある。坂をはじめ自然の地形を生かして建物を配置しているので、タテヨコの交差が直角ではない。だから角を曲がるたびに思いがけない風景が現れるヨーロッパ中世の街並みをイメージしていると聞いた記憶がある。アレ、ヨコミチにそれてしまいました。
J.S.バッハの曲をはじめ、なじみ深いミュージカルナンバーなども織り交ぜてプログラムは進む。第一部と第二部の最後には私たちもいっしょに聖歌を歌います。これを「会衆賛美」と呼ぶようだ。それに聖歌には番号があるんだ。たとえば「もろびとこぞりて」は69番、「みつかいの主なるおおきみ」は82番というように。知りませんでした。
で、コンサート終演後はチャペルの前でクリスマスツリーの点灯式。戦争やテロ、自然災害に苦しむ人々に愛が届くよう祈りを捧げたのでありました。運営にかかわった学生の皆さま、ありがとう。
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