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2016年10月28日 (金)

棚田に現れた竹の家

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 小豆島の内陸部、中山千枚田の底に大きな鳥かごのようなものが目に入る。ワン・ウェンチー(王文志)の作品「オリーブの夢」。地元産の竹を約4,000本使って構築した巨大ドームだ。この台湾のアーティストは2013年の前回芸術祭で、同じ場所にやはり竹を編んで「小豆島の光」というタイトルの巨大なドームを構築していた。

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 稲の実り具合を見ながら棚田のあぜ道を降りて行く。竹でできたアプローチを通りオリーブ形の門をくぐって、いざ内部へ。中は想像以上に広く、天井(?)の高い空間だ。床に寝転んでボーっと上を眺める人。ゆっくり歩いている人。腰かけてまわりの壁の編み模様を見ている人。みんな思い思いに自分の世界に浸っている。

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 柱も、床も、壁も、すべて竹。靴を脱いで青竹踏みの感触を楽しみながら、なぜこんなにゆったりした気分になるのか?を考えた。竹で編んだだけなので光は通る、風も吹き抜ける。雨が降ればとうぜんびしょ濡れだ。ぬるま湯の露天風呂につかっているのに似ている。自然の素材だけで構築されたものに囲まれていると、人間は穏やかになるようだ。こせこせした、ぎくしゃくした、ストレスの多い日常から一時離れるのもいいことですね。

瀬戸内国際芸術祭2016
秋会期:10月8日(土)~11月6日(日)

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