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2016年10月23日 (日)

幽霊か,幻覚か、創造物か

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 異形の者たち、異界のものたち・・・平凡な日常に理性を超えた何かが入り込んだとき、私たちはどんな反応をするだろうか。戸惑い、おそれ、反発、攻撃。崇め奉って神にまつりあげるかもしれない。PARANOID ANDERSONSの作品「かくれんぼ」。木の枝やスポンジや布などで作った”妖精”が、森の中に19人かくれている、という作品。「みんなを見てけてあげてください」と書いてある。

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 この変わった名前のアーティストは造形を学んだ3人によるユニットだという。共同でオブジェを制作するのではなく、テーマを決めたら三者三様の解釈で作る。それらを木立の中や草原の上に配置して、面白こわい不思議なワンダーワールドを出現させた。スターウォーズで異星のクリーチャーたちが集まるカフェのような雰囲気かな。薄暗い時いきなり出会ったら腰を抜かしそう。

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 もうひとつ異世界を創造したのが、山本桂輔の「夢の人(眠る私)」。六甲ミーツアート2016のチラシの表紙にも使用されている。今年の代表的な作品の一つだろう。「眠る私」とタイトルにあるように、作家の夢の中の世界。意識あるいは無意識の投影。なんで大きな顔が横向きなの? ジャガイモのようだけど顔なの? なぜタンスが置いてあるの? そんなことはいくら考えても理解には至らない。

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 この世界が面白いか、何かインスピレーションをもらえるか。それが評価の基準でしょう。ひとつひとつのディテールに込められた思いは、とても深いと思う。しかし関係ないと思う人にはまるで面白くない。自己満足に終わるか、鑑賞に耐える作品に昇華するか、紙一重のところなのでしょうね。ファンタジックな作品、2点の紹介でした。

六甲ミーツ・アート 芸術散歩2016
2016年9月14日(水)~11月23日(水・祝)

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