焼き栗も進化してるんだ
小布施で昨年見つけた焼き栗屋さん。すごくおいしくて、もっと買っときゃよかったと後悔した店にやってきました。ここも行列ができています。整理券こそないものの、「ここからは20分待ちね」「ここからは30分かかるから」と、働き者のおばさんが手を休めずに列に並ぶ人たちに声をかけている。そういえばウチの情報を見てこの店に寄った友人が、「残念ながら売り切れでした」と報告してくれたっけ。
さてさて、ホクホクに焼きあがった大粒の新栗。渋皮までコロッときれいにむける。甘いあつあつをほおばりながら街を散策です。風情ある栗の小径やよく手入れされたオープンガーデンを歩いているのに、意識は食べることに集中。庭の美しさにはさっぱり目がいかない。
うん?こんなにおいしい焼き栗、なにやら見たことがない機械で焼いている。聞けばポン菓子と同じ仕組みのマシンなのだそうだ。世界一のおいしさは、これで生まれるのだ。
栗のお尻にナイフで切れ目を入れ、機械に入れて待つこと10分。マシンが勝手に回転しながら圧力をかけて上手に焼きあげる。ポン!と大きな爆発音がするのかとビビっていたが、逃げなくてもダイジョーブ。煙と蒸気は出るけど音はしない。ふたを開けて取り出すと、極上の焼き栗が出来上がっているという仕掛け。 昨年もこのおいしさに感動したから、同じマシンで焼いていたはずだ。まったく気づかなかったけど・・・。サイドの表示板を見ると日本製だ。北九州市のタチバナ機工という会社が作っている。この機械、イタリアやフランスでも売れるだろうなぁ、きっと。栗の品種は違うけど、これで焼いたおいしさを栗好きの彼らにも経験させてやりたいと思いました。
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