時代を超えて、マリメッコ展
マリメッコと聞けば、ケシの花をモチーフにしたテキスタイルで作ったバッグや服がすぐに思いうかぶ。パッと目に飛び込み、明るく華やか印象が脳裏に刻まれる。この「ウニッコ」と名付けられたデザインは、マイヤ・イソラが1964年にデザインしたものです。とても50年前の作品とは思えない新鮮さで世界中の人々を幸せにし続けている。カラーリングも何種類にも増え、雑貨や家庭用品、フィンランド航空の機体にまで使用されている。
自然をモチーフにしたシリーズ、禅の精神を抽象的なパターンにしたようなシリーズ・・・。今回の展覧会を観て、日本の美学との親和性を強く感じました。
服のデザインも柄が映えるようにシンプルなカッティング。それが古さを全く感じさせないタイムレスなスタイルにつながっている。ジャクリーン・ケネディが購入した2着のドレスが展示されているが、1959年に作られたとは思えない。今すぐ着て歩いても十分カッコいい現代性を持っている。これってすごいと思いませんか?
マリメッコでは1970年代からは脇阪克二、80年代からは石本藤雄という日本人デザイナーが活躍していたそうだ。このことからもマリメッコのデザインコンセプトが日本人の感性によく合っていると言えるのではないでしょうか。
デザイン、ファブリック、ライフスタイル
マリメッコ展
2016年10月8日(土)~11月27日(日)
西宮市立大谷記念美術館
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