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2016年10月17日 (月)

六甲山の芸術散歩2016

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 9月14日から、今年も六甲ミーツ・アートが始まっています。9月は残暑が厳しく雨も多かったので、六甲山を登って観に行こうという意欲が薄かった。で、秋らしい天気になって来たのでやっと出かけた、というわけで一部をご報告です。今年は39組のアーティストが出品しているそうだ。六甲ケーブル下駅まで来ると、三沢厚彦が描いた2頭のクマがお出迎え。でもケーブルカーには乗らず、クマを横目に登山道に分け入る。(肥満防止のために運動するのも目的だから)

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 紹介したい作品はいろいろありますが、まずは君平さんの作品から。オルゴールミュージアムの前の池と奥の森に設置された2つの彫刻。池には「プランクトン」と題されたグリーンの鉄製の作品があります。これは琵琶湖に生息するツヅミモがモチーフだそうだ。ちっちゃなちっちゃな微生物が、3m近い大きさまでスケールを巨大化されている。もうひとつは「ヒゴタイ」という作品。池をぐるりと回った向こう側、樹々の中にきれいなブルーの彫刻が見える。阿蘇山に自生する絶滅危惧種で、六甲山高山植物園では夏に花を咲かせるそうだ。

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 君平さんは水中の浮遊生物や花粉など微細な自然物のカタチをモチーフに、それらをドーンと拡大した大きな彫刻に仕上げる。顕微鏡で見るようなミクロなものを、まったく違う巨大なオブジェに。このスケール感のギャップと、やわらかい生物を硬くて強靭な鉄で制作することのおもしろさ。二重のインパクトがある。
 文字通り目にも止まらないサイズの微生物でも、奇跡の造形美を持っていること。また、あらゆる生命が持ちつ持たれつ、地球になくてはならない存在なのだということを、このアーティストは気づかせてくれる。

六甲ミーツ・アート 芸術散歩2016
2016年9月14日(水)~11月23日(水・祝)

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