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2016年8月31日 (水)

世界遺産の先輩!姫路城

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 鳴門のうずしおを世界遺産に!という運動をご紹介しましたが、姫路城は1993年12月に世界遺産に登録されている。法隆寺とともに日本では最初の世界文化遺産だ。昨年の春に竣工した平成の大修理で、「屋根が白くなりすぎた」という意見も聞かれましたが、近くで見るとそうでもなかった。さらに年月が経てばもっと落ち着いた色合いになるのでしょう。姫路城はもともと『白鷺城』と呼ばれる白いお城なのだ。

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 大天守と三つの小天守の組み合わせが、見る方角によりさまざまな美しさを見せる見事さ。そして大手門からいくつもの門をくぐり狭い通路を抜けてやっと天守閣にたどり着くスケール感。よく残されたものだと感心する。いや、よく残してくれたと先人に感謝する。堂々の世界遺産だ。

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 優美な姿ばかりを言ってきましたが、もちろんこれは城郭建築。中に入れば白い漆喰壁の外観とはまた違った様相を見せる。質実剛健を通り越して、荒々しさや無骨さが際立つ。戦いのための冷徹なリアリズムが貫かれ、そこには装飾や遊びの要素は一切ない。鉄砲で敵を狙う壁の穴。よじ登ってくる兵士を攻撃する石落とし。狭い通路や身をかがめなければくぐれない入り口。すべて防御のための工夫だ。

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 天守閣にはお殿様やお姫様の居室はない。ここは戦争の指揮所であり、守りに入ったときに籠城するための場所なのだ。案内パンフレットの説明図を載せましたが、三の丸御殿や西の丸御殿というのが、お殿様や女中や付け人たちの住居に当たる。Photo_2
 パンフレットと言えば、さすが世界遺産の先達と感心したことがあります。なんと日本語を含めると20言語で用意されている。マレー語やタミール語、スウェーデン語まである。ヨーロッパでは5ヶ国語ぐらいは当たり前だが、20ヶ国語とは驚いた。感動です! 後に続く世界遺産候補地も、このオ・モ・テ・ナ・シ精神をぜひ見習ってください。

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