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2016年7月22日 (金)

歌舞伎役者と評判娘

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 江戸の美と装い、をサブタイトルにした「写楽と豊国」展が六甲アイランドで開かれています。着物の色柄や模様にスポットを当てた浮世絵展という切り口が、神戸ファッション美術館らしい。『和装でご来館の方は入館無料』というのもおもしろい。会場には浴衣姿の女性もチラホラ見えて、この企画に花を添えている。
 当時は写真がなく、人気スターやウワサの美人を浮世絵版画にしてブロマイドのように販売した。庶民に受けるものは今も昔も変わりない。歌川派を最大の派閥にした豊国の作品を中心にして、弟子の国芳や国貞、広重などを配し、摺りや染料の進歩もわかる展示構成になっていておもしろい。

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 そして謎の絵師・東洲斎写楽。彗星のように現れて、わずか10ヶ月の活動で忽然と姿を消した彼の正体については、江戸時代からさまざまな説が述べられている。当時の絵描きや文化人はほとんど候補に挙げられているようなありさまです。オランダ人だという説の本も読みました。しかも短い期間の前半は代表作の大首絵、後半は彼の特徴が薄れた全身像を描いていることも、謎に拍車をかける。前後半別人説もあるくらいです。今回の展覧会での発見は、大童山(文五郎)という少年力士像。この山形県生まれの怪童は数え7歳のとき、すでに身長120cm体重72kgもあり土俵入りで人気を集めていたという。写楽以外にもいろんな絵師が題材にしている。見世物にされてかわいそうな気もしますが・・・。

写楽と豊国
~江戸の美と装い~
2016年6月18日(土)~8月14日(日)
神戸ファッション美術館
 

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