鉢盛山に登りました
7月24日(日)、第3回「信州 山の日」に、奈川からいつも見ていた鉢盛山2,446mに登ってきました。皆さんたぶんご存じない山でしょうね。まわりに穂高や乗鞍、木曽駒や御岳があるというのに、なんでまた?という感じかも。登り口は奈川からは裏側にあたる、木祖村の奥木曽湖から林道を数km入ったところ。ほとんど人が来ない狭い厳しいルートをクマの傷あとを見たり、サルに驚いたりしながら木曽川の源流域へ。岩場こそないものの、木の根がいっぱい張り出した急坂もある、侮れない山です。
途中1,800mを超えたあたりにある高天原と地元の人が呼んでいるところまで来ると、立ち枯れの樹が目立ち高山のおもむきだ。頂上には木祖村と朝日村、奈川村と波田町、鉢盛山を取り囲む4つの村の祠がある。この山には水の神様がいて日照りが続くと雨乞いに来たところだそうだ。今では木祖村と朝日村からしかアプローチできない。今回はNPO法人「木曽川・水の始発駅」の募集に応えて来たからよかったものの、単独で来たらちょっと難しかったかもしれない。
この山はまた花が多いのも特徴だそうだ。ゴゼンタチバナやマイヅルソウ、珍しいカニコウモリやギンリョウソウも見ました。お天気がもうひとつだったせいもあり、残念ながら頂上付近からの眺望は良くなかった。運が良ければ北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳連峰まで見渡せ、もっと運が良ければ富士山も見えるそうだ。奈川のうちや野麦峠スキー場がどんな風に見えるか楽しみにしていたのに。でも念願の鉢盛山頂に立てたことだし、雨が降らなかったのはなによりでした。これから改めて見上げても、今までとは違う感情が沸き起こることでしょう。
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