奈川では珍しい樹氷です
美しいでしょ。信州奈川で標高1,200~1,400mあたりにだけ樹氷がついている。それも5日ぐらい、融けずにずーっと。朝日が当たるとキラキラと輝いて、スワロフスキーをいっぱいぶらさげたツリーのようです。これは冬にはほとんど降らない雨が原因。雨が凍ってツララのように枝からぶら下がっているのです。それがいつまでたっても融けずに残っている。今まであまり見たことがない光景です。
奈川高原は寒冷地だから、もともと冬はサラサラの粉雪しか降らない。そんな雪は木の枝に積もっても風が吹いたらすぐに飛ばされる。この時期には珍しい雨だったが、ゲレンデはもっと標高が高いから雨ではなく雪が降ったのでしょう。だから樹氷はつかない。下の村は雨が降って枝にツララがついても、すぐに融けたんだと思う。こんな推測をしてみましたが、はたしていかに。さまざまな条件が重なってこんな現象が起こったのでしょうね、としか言いようがない。
この標高のあたりだけ、いつまでもこの珍しい樹氷が残っているなんて! 微妙な気温の違いや日照の差で、こんな局地的な現象が起こるのでしょうが、もしかしたら3月下旬から4月のはじめごろ、暖かくなったけど寒い春先には見られるのかもしれない。でも、その時期に奈川に来たことがない。なにしろ桜が咲くのはゴールデンウィーク明けなのですから。
ま、理由はどうあれ、身近なところでこんな絶景が見られるなんて幸せです。あなたも探してみてはいかがでしょうか。
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コメント
初めまして
六甲のアセビ、花はアセビのようだけど奇怪な樹形のせいでいままで名前が判らずメデューサの樹と勝手に名付けていました
こちらの2013年4月2日のブログでやっとスッキリ解決しました。
六甲の未踏っぽいエリアをひたすら歩いています。最近都賀川の大月大橋北にあるヒトツバの大群落の岩山も気に入ってます
投稿: 長峰大好き | 2016年2月 4日 (木) 10時47分
メデューサの樹、まさにそんな姿ですね。群生しているところを通るとき、夜見たら怖いだろうなといつも思います。
大月橋北の岩山も行ったことがないので今度行ってみます。ヒトツバも知らなかった。いい情報ありがとうございました。
投稿: ひろパパ→長峰大好きさんへ | 2016年2月 4日 (木) 11時45分