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2015年9月18日 (金)

ラオスの手作り布展

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 丹波の篠山市で、前川佐知さんの『手作り布展』が開催されている。「ラオス・田舎のお母さんたちと一緒に作った」とサブタイトルにあるように、前川さんがラオスの少数民族の女性たちといっしょに作った布を日本で展覧会を開き、販売もしている。聞けば、ラオスでの生活はもう十年になるそうだ。毎年ラオスが雨季になる6月から10月は日本に帰るという。雨季は農作業が忙しくなり、現地のお母さんたちは布作りをする時間がないからだ。

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 ラオスには大きく分けて四十八の民族がいるそうだ。細かく分けだすと大変な数になるらしい。そのそれぞれが独自の言語や文化を持ち、だから織り方や染め方、刺繍の柄も独特の衣装を身に着けていた。多様性は端的にファッションに現れていたのだ。いまはシャツなどの洋服を着るようになったが、お祭りなどの晴れ着としてはしっかり残っている。
 彼女が教え教えられともに作業をしているのは、高地に住むヤオ族やアカ族、モン族など少数民族の女性たち。こういう人たちの中にこそ、貴重な染織の技術が残っているそうだ。これら手作りの布が日本での展示で売れれば、お母さんたちの収入にもなる。

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 ここに展示されている布は、綿花の種をまくところから始めたものだ。もちろん無農薬。糸を紡ぎ草木の樹液で染め、機械ではなく手で織って布にする。だから工場生産の均質さはない。ひとつひとつが個性的で温かい手触りがある。不揃いが美しい質感を生み出している。私たちが忘れてしまった大切なものがここにはあります。
 前川佐知さんに教えてもらったラオス基礎知識をいろいろご紹介してきました。まぁ、ほとんど受け売り。彼女は、「この人たちもいろんなことを知って生活は便利になってきたが、もともとの良さが失われるのを見るのは悲しい」と語っていた。まったく同感です。でも便利さに慣れてしまった私たちは、どうこう言える立場にはない。彼女はすべて承知の上で、またラオスに通うのだと思います。

ラオス・田舎のお母さんたちと一緒に作った
『手作り布展』
2015年9月12日(土)~23日(水・祝)
10時~18時
兵庫県篠山市大沢147 古杉邸
090-3169-6686

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