播州織を見る、触る、買う
ここ数年来、JAPANの伝統技術、製品の良さが見直されてきた。職人の技に若いデザイナーのセンスが加味されて、世界に通用するモノづくりが全国各地で進められているのは素晴らしいことです。そんな新時代のMade in JAPAN、JIMOTO madeの優品が兵庫県西脇市の播州織。肌触りが良くてやさしい色味。三宮の国際会館の地下にも展示コーナーがあって、ちょっと注目していました。もっと詳しく知りたくて、ひとっ走り見に行ってきました。
その昔、織物工場だったノコギリ屋根の建物が『播州織 工房館』として再利用されている。この工場で使われていた古い織機が展示されている。今も現役でときどき実演も見られるらしい。
地元のいろんな工房が作ったスカーフ、シャツ、帽子、バッグ、手ぬぐい、扇子、財布などの小物が展示販売されるコーナーは、宝探し的なおもしろさで飽きさせません。なかにはトータス松本さんのデザインによる播州織のジーンズなんてものも。松本さんはここ西脇の出身だとか。
ハギレや糸だけでも買えるので、手作り派の方にもとても喜ばれているそうです。シャツ生地や厚手の帆布、二重ガーゼや柿渋染め。若いセンスでよみがえった播州織のアトリエショップで、歴史と新時代の風を感じてみてはいかがでしょうか。
播州織 工房館
兵庫県西脇市452-1
10時~17時 月曜定休
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