信州で今年2度目の花見
標高の高い信州奈川では、いまが花見のシーズン(のハズでした)。でも今年は4月29日にチラホラ咲き始めたと思ったら、急に夏のように気温が上がったため、あっという間に咲いて、もうさかんに散っているそうです。もう葉もたくさん出ている。特に花の命が短かったらしい。でも、あったかいおかげで夜もストーブを焚いていません。それはすごく助かります。この写真は出遅れていた樹を一本見つけてパチリ! 色が濃いでしょ、これが特徴。
ここの桜はソメイヨシノではなくゴテンザクラ(御殿桜)。きれいな濃いピンクの花がいっぱいつきます。この村になぜゴテンザクラが多いのか。それは前の前の村長さんがゴテンザクラが好きで、村のあちこちに植樹をしたからだそうです。よそではあまり見かけない桜なので、とてもいいと思います。
峠を越えた木曽側は木祖村。こちらはなぜかは知らないけれど、シダレザクラ。これもソメイヨシノより開花の時期が遅くて、ゴールデンウィークのころが見頃です。まぁそこそこ標高も高い村だけど。この村中に木曽川の源流あたりから山の中腹、県道沿い、家の庭先までシダレザクラがいっぱい咲いています。このシダレも、もう葉っぱが出ているのが多かったけれど、ゴテンザクラよりは花の時期が長い。
この写真はまだ若い樹だけれど、田上観音堂の横に立っている古木は樹齢700から750年と言われ、木祖村の天然記念物。絶品イタリアンのBASE(バーゼ)さんのすぐそばです。桜って短命な樹かと思っていましたが、けっこう長生きするのだなぁと感動しました。ソメイヨシノ一辺倒ではないさまざまな桜との出会い。しみじみ日本の春ですねぇ。
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