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2015年5月

2015年5月29日 (金)

ジャスミンが花盛り

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 我が家のそばを小さな川(六甲川)が流れている。橋の横は深さ20mほどの斜面で、人の手が入らない原生林のようになっている。昨年気付いたのですが、そこにジャスミンがいっぱい咲く。あたりに独特の芳香を漂わせて、ちょうどいま花盛りです。昨年よりさらに勢力を伸ばしたようだ。

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 その原生林にはいろんな樹が生えているのだが、つる性のジャスミンがそこらじゅうの樹々を覆い隠すように咲いている。一か月前はフジだった。どちらも花の時期以外はそんなものが生えているなんて気が付かないが、ここの樹々は二重に荷物を背負っているようなもの。まぁご苦労さんなことだ。

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 ジャスミンと言えば、ジャスミンティー。中国では茉莉花茶。この強い芳香は、ジャスミンがモクセイ科だと聞くと納得がいく。そういえば花のカタチがキンモクセイに似ている。色は白だからギンモクセイのほうが近いか。インド、ヒマラヤ、カシミールあたりが原産で、世界に300種ぐらいあるそうだ。そういえば知り合いのシンガポーリアンにジャスミンという名の女性がいました。名前にも付けられるんですねぇ。

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2015年5月25日 (月)

神さまジミヘンの若き日

Jimi
 ジミヘンは神さまだった。45年ほど前。そう大昔ですね。初めてラジオで聞いた衝撃はいまだに忘れられない。この音がギターだなんて! この音を一人で出しているなんて! ビートルズ、ストーンズ、そしてクリーム・・・。英国でロックがすさまじい勢いで進化を遂げていた時、ロックミュージックの進化の道筋とはまったく違って、まるで異星からやって来た宇宙人のような奏法と音の響きであらわれたジミ・ヘンドリックス。唯一無二の音楽を創造しました。「彗星のように現れる」という言葉は、彼のためにあったのかと思わせる。絶頂に駆け上がり、あっという間に死んでしまったジミ。私たちの前から姿を消すのも、「彗星のように」早かった。1942年、米・シアトル生まれ。1970年、27歳で謎の急死をする。(もうひとりの神さま、ジャニス・ジョプリンも早かった) このころ欧米のアーティストはLSDやマリファナをやっていた人が多かったので、いろいろ言われています。

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 この映画『JIMI : 栄光への軌跡』は、1966年N.Y.でくすぶっていたジミがロンドンに渡り衝撃のデビューを果たした1967年までの2年間だけを描く。だからその後の絶頂期や『ウッドストック』は出てこない。(今聞いてもあの時のアメリカ国歌はスゴスギル!) 死ぬ話も出てこない。普通の伝記映画とはここが違う。でもその思い切った絞り込みのおかげで、新しい音を創造する意欲、世に出るための苦労、認められない苦悩などがよく描けていると思う。
 実名で出てくる彼にかかわった人たちもスゴイ。エリック・クラプトン、キース・リチャード、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン。彼の時代を超えたあまりにも進んだスタイルはなかなか支持を得られないが、分かる人にはこの天才が分かったのだ。「まるで異星からやって来た宇宙人のような」と書きましたが、彼の魅力は黒人と白人とか、ロックとR&Bとか、音楽の面でも政治の面でもあれこれ分類することに意味を見出さず、そんな境目は軽々と越境してしまうスケールの大きさにもあることが、この映画を見て改めて感じました。LPを数枚持っていましたが、すべて処分してしまったので、復刻版のCDを探してまた聞き直したいものです。

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2015年5月21日 (木)

mtイベント イン ROKKO

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 いっぱいのマスキングテープを自由に使って、コースターや紙袋を自分だけのオリジナルデザインにして遊べるイベントが、いま六甲山で開かれている。EXHIBITION+SHOP mt ex ROKKO。マスキングテープのブランド名「mt」と、Mt.ROKKOの「mt」が掛けてあり、面白いイベント名だと思う。六甲ケーブル山上駅をメインに、ケーブルカーの車内や下の駅も使った立体的なイベント構成ができるのも、マスキングテープならでは。特設会場へ向かうアプローチや階段も、もちろん、mtのマスキングテープでデザインされている。

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 山上駅の構内ではギャルたちが黙々と作品作りに励んでいる。やってみると、これがメチャ楽しいアート体験。主催者が用意してくれた六角形や十字形などの厚紙も使えるし、ユニークなmtを買って入れてもらったショッピングバッグも使える。大量に置いてあるmtは使い放題。時のたつのも忘れて熱中してしまいます。ふと気づくとまわりには男性は一人もいなかった。しかもオジンがギャルとハサミの取り合いをしているなんて、恥ずかしい限りです。

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 それにしても、マスキングテープのあまりの種類の多さ、色のバラエティに今さらながら驚かされます。オリジナル六甲山テープや横尾忠則テープ、おしゃれなメッセージテープなどなど、見ているだけでも飽きません。缶バッジが作れるコーナー、ガチャガチャコーナー、1g=3.8円の量り売りコーナーなどお楽しみがいっぱい。
 mtアートを体験してから特設販売場へ向かうか? テープを買い込んでからワークショップ会場へ行くか? あなたはどっち?

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mt ex 展 ROKKO

2015年5月15日(金)~27日(水)
六甲ケーブル山上駅を中心に

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2015年5月18日 (月)

土田ヒロミ「砂を数える」展

Photo  乙仲通りのTANTOTEMPOで開催中の展覧会、土田ヒロミの「砂を数える」。1976年から1989年にわたって日本各地で撮影された「群衆」の写真。タイトルの通り写っている人々は、いわば砂粒のようです。一人一人はそれぞれ個性も人格も持った砂のはずなのに、総体としては砂浜になっている、そんな感想を抱かせる写真です。たとえばお祭り、たとえば海水浴、たとえばメーデー、たとえば初詣・・・。個々人の違いは消え失せ、目的(?)や方向性(?)に向かって何らかの力が働いたかのような、時代と社会の動きが見て取れる。

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 時は高度成長期。年々お給料が増え都市化が進み、日本の一番の変わり目だったのかもしれない。この時代の一途なパワーを写真家の感性が無意識のうちに、しかし「群衆」という鋭い切り口で残した貴重なアーカイブ。アートではないけれど、写真ならではの意義がある作品だと思います。土門拳の系譜につながる優れたドキュメンタリー作家と言えるでしょう。
 これはTANTOTEMPOさんのギャラリー開設7周年記念の展覧会。7年というのはスゴイことです。ぜひ神戸・元町、乙仲通りまで足をお運びください。

土田ヒロミ 「砂を数える」
TANTOTEMPO
2015年4月25日~6月7日(日)
12時~18時 月・火・祝 休廊

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2015年5月15日 (金)

見事なズミを見つけました

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 奈川高原のフォレストフィールド「自然観察の森」の散策路で高さ10m以上の見事なズミを見つけました。別名、コナシ。上高地の小梨平によくあるコナシです。桜ぐらいの大きさの真っ白な花がいっぱい咲いている。緑色の若葉との対比がとてもいい。まわりの大きい樹がないためか、すくすくと立派な樹形に育っている。

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 ちょうど風に吹かれてクルクルと回転しながら落ちてきた花一輪。いかにもバラ科、という美しい姿がよくわかる。花弁が一枚ずつ散るのではなく、一輪ずつ散るようです。だから地面に落ちたカタチも楽しめる。おしべの先のピンクがとても可愛いですね。

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 ズミの美しさにしばし見とれて帰る途中、アケビの花を発見。花が終わりかけで緑の若葉をつけたコブシに巻きついている。いや巻きついている、なんてものじゃない。締め付けている。まるで拷問されているコブシ。でも凶暴な態度に似つかわしくない、うす紫色の可愛い花。秋になればおいしい実がなるハズなんですが、まだ見たことがありません。毎年見かけた場所をおぼえているのですが、サルなのかリスなのかさっさと見つけて食べてしまうようです。

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2015年5月12日 (火)

クレソン、秘密の自生地

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 今年もちゃんと育ってました! 2年前にトレランコースの下見で見つけたクレソンの自生地。ここのクレソンはスーパーで買うクレソンと違って、あの独特の香りと辛みが強い。やはり自然のものは栽培ものにはない、いい意味のクセがあります。山野草らしい苦みとほんのり甘みもあって、これぞクレソンという味です。

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 その場所は、といえばトレランのコース上、つまり山道に生えている。大会で走っているときに、「これが野麦名物じゅくじゅくトレイルか」と話している声がしたものです。でもまさかここにクレソンがあるなんて、ランナーは誰も気づいていないと思います。クレソンはきれいな水が流れてなければ育たない。この場所はいつも冷たい澄んだ水が湧いていて、それが山道を水路のように流れているのだ。ごらんのように道の両側はずうーっと自然のクレソン畑。

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 ここを回り込んでしばらく行くと「わらび牧場」。ここにはワラビ採りにたくさんの人が訪れる。乗鞍の絶景も見える。木曽駒も見える。(まだ今はワラビには時期が早過ぎる) ここが目的の人たちはトレランレースとは逆コースで登ってくるので、秘密のクレソン畑までは来ることがない。尾根の陰で眺望もないし。だから荒らされないということですね。

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 収穫したクレソンはその日の夕食に「クレソンと甘夏のサラダ バルサミコ風味」で登場。新鮮!無農薬!(当たり前か) それはそれはおいしゅうございました。余ったので残りは、またおひたしにしましょう。

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2015年5月 9日 (土)

ハッとする美しさ、ムシカリ

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 新芽が出て緑が日に日に濃くなっていく高原の五月。散歩しているとき、木々の間から真っ白い大ぶりの花を咲かせている樹が見えた。一瞬ヤマボウシか、と思ったがまだ早すぎる。あわてて近づくとヤマボウシではないけれど、貴婦人のように美しく気品がある大きな白い飾り花が緑の葉の上に咲いている。葉が繁った夏場はとても入れないような林のなかでも、いまは下草も生えていないので、どんどん入っていけるのだ。

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 花に詳しい近所の人に尋ねたら、オオカメノキだという。植物図鑑を見るとスイカズラ科、亜高山に生える落葉低木で花期は五月、名は葉が亀の甲のようだからと書いてある。別名ムシカリ。この名は、葉がハムシ科の甲虫によく食われるので、「虫食われ」がなまってムシカリになったと言われる。7~12cmの大きな葉で葉脈が凹んで表面がしわになっているのが特徴だそうだ。たしかに、一度覚えるとすぐに見分けがつく。

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 小林鷹さんの和花シリーズの展覧会で、「むしかり」という美しい作品があったのを思い出した。その時はこんな身近に見られる花だとは思ってもいませんでした。感動でした。しかも、うちの敷地内にも数本この樹があるじゃないですか。まだどの樹も小さいので花をつけませんが、あと3年もすれば真っ白い貴婦人に出会えることでしょう。それにしても「オオカメノキ」も「ムシカリ」も、私の感動に水を差すようなつまらない名前。来年までに何か新しい名を考えるとしましょう。

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2015年5月 6日 (水)

信州で今年2度目の花見

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 標高の高い信州奈川では、いまが花見のシーズン(のハズでした)。でも今年は4月29日にチラホラ咲き始めたと思ったら、急に夏のように気温が上がったため、あっという間に咲いて、もうさかんに散っているそうです。もう葉もたくさん出ている。特に花の命が短かったらしい。でも、あったかいおかげで夜もストーブを焚いていません。それはすごく助かります。この写真は出遅れていた樹を一本見つけてパチリ! 色が濃いでしょ、これが特徴。
 ここの桜はソメイヨシノではなくゴテンザクラ(御殿桜)。きれいな濃いピンクの花がいっぱいつきます。この村になぜゴテンザクラが多いのか。それは前の前の村長さんがゴテンザクラが好きで、村のあちこちに植樹をしたからだそうです。よそではあまり見かけない桜なので、とてもいいと思います。

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 峠を越えた木曽側は木祖村。こちらはなぜかは知らないけれど、シダレザクラ。これもソメイヨシノより開花の時期が遅くて、ゴールデンウィークのころが見頃です。まぁそこそこ標高も高い村だけど。この村中に木曽川の源流あたりから山の中腹、県道沿い、家の庭先までシダレザクラがいっぱい咲いています。このシダレも、もう葉っぱが出ているのが多かったけれど、ゴテンザクラよりは花の時期が長い。
 この写真はまだ若い樹だけれど、田上観音堂の横に立っている古木は樹齢700から750年と言われ、木祖村の天然記念物。絶品イタリアンのBASE(バーゼ)さんのすぐそばです。桜って短命な樹かと思っていましたが、けっこう長生きするのだなぁと感動しました。ソメイヨシノ一辺倒ではないさまざまな桜との出会い。しみじみ日本の春ですねぇ。 

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2015年5月 3日 (日)

ニセアカシアは可哀そう?

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 もうニセアカシアが満開になっている。和名はハリエンジュ。西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」のアカシアは、この樹らしい。北米原産で明治のはじめに渡来したマメ科の植物、高さは25mぐらいになる。マメ科だけあって、根粒菌と共生し栄養源の窒素を固定化できるので、ヤセ地でもぐんぐん育つ。そのために街路樹や公園樹として、また治山、砂防に植栽されてきた。以前はハゲ山だった六甲山にも植えられ、それが野生化してどんどん勢力を広げている。

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 白い花を房状につけ、強い芳香を放つ。これからの時期、山を歩いているとニセアカシアの花の甘い香りがただよってきて、あたりを眺めまわすことになる。当然この香りに誘われて虫が集まってくる。日本産のハチミツはこのニセアカシアかレンゲがほとんど。
 このようにいろいろ役立ってきたニセアカシアですが、近年『日本の侵略的外来種ワースト100 』に選定されたそうです。たしかに日本の固定種が減っていくのは困ったこと。でも人間の勝手で持ち込んで、さんざん利用したあとで侵略的と呼ぶのも、なんか可哀そうな気がしませんか。

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