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2015年3月13日 (金)

映画で観るヴァチカン美術館

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 ヴァチカン美術館を4K3Dで撮影したドキュメンタリー。実際に行っても見ることのできないはるか上の天井画のディテールまで精密に描写されているのは、新しい映像技術ならでは。素晴らしいです。1時間ちょっとの短い映画ですが、もっともっと長く感じるとても中味が濃い充実の1時間でした。
 映画の監修と作品の解説は美術館長がつとめている。歴代のローマ教皇が集めた、あるいは作らせた膨大なコレクションを簡潔に要領よくまとめている。美術品はどれも人類の宝だと思いますが、なかでもこれらは超一級品。見てまわったら何日もかかる作品群を、わずか1時間で紹介しようという荒業が成功しているのは、構成の力だと思います。

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 古代ギリシャ・ローマからルネッサンス、そして近代のゴッホやダリやシャガールにいたるまでの、コレクションの大きな流れ。そしてその中心をなすラファエッロとミケランジェロの作品の説明。なにせ足を棒にして鑑賞する膨大多岐にわたるコレクションなので、人によって「物足りない」「これを取り上げないと」などなど意見はいろいろあるでしょうが、この短い時間でよくヴァチカン美術館のエッセンスを盛り込んだものだと感心します。
 ローマへ行かないと観ることのできない壁画を、観光客の群れでざわついた雰囲気ではなく鑑賞できるのは、もう至福の時間です。その場の空気感や部屋のニオイなどはムリだけれど、実物とはまた別の鑑賞法の発見でした。館長さんの声(吹き替え)が大きすぎて、ちょっとうるさく耳障りなのは気になりましたが…。

Photo_3 ヴァチカン美術館
~天国への入口

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