巨匠いっき見!だそうです
神戸市立博物館で開催されている「チューリヒ美術館展」。ホドラーやセガンティーニなどスイスの作家はもちろんのこと、ヨーロッパの19世紀末から20世紀半ばにかけての秀作がずらりとそろう。印象派からシュールレアリスムまで、有名どころは網羅したコレクションだ。たしかに巨匠いっき見!のキャッチコピーにウソはない。上と下はチラシをスキャンした画像。これに書かれている名前を見れば、すごい!と思うでしょ。33人のアーティストの計68点の作品が楽しめます。
チューリヒ美術館がこれだけの作品をコレクションしているということは、この時代スイスが豊かで富が集積していたことと名品を見分ける目利きがいたことに他ならない。文化的な成熟度が高かったのだ。こういったコレクションは、ある時代の潮流を知る上ではわかりやすいが、誰か特定のアーティストの作品をじっくり見たいという場合は物足りない。そんななかで充実しているなと感じたのは、シャガールの油彩とジャコメッティのブロンズ像。そしてやっぱりホドラー。先日ホドラー展を観たばっかりなので、それを補足する意味でも良かったです。
チューリヒ美術館展
神戸市立博物館
2015年1月31日(土)~5月10日(日)
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