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2015年1月10日 (土)

光る海、冬の空

Bright
 冬は太陽が低い。だから思いがけない家の奥まで光が差し込んで、新鮮な驚きをもたらせてくれる。今まで照明の光でしか見ていなかった壁の表情が、強い自然光の光と影でくっきりと浮かび上がる。「へぇ、ツルンとした愛想のない壁だと思ってたけど、けっこう質感があったんだ」な〜んてネ。
 太陽が低くなって、もうひとつ面白いのは海が光ること。これは入射角が浅くなると、私たちの目線に海面の反射光がよく入って来ることによる。主に太平洋側、南に海がある地方ではふつうの現象だ。冬場は雪雲がよく出て、その隙間から差す光で部分的にキラキラ光るので、よけい目立つのかもしれない。『天使のはしご』または『天使の階段』が現れるのも同じ状況だ。

Photo
 今年はお正月から寒波が来て、どんより薄暗い冬の空が多い。まるで北陸地方になったような感じ。雪もよく降る。毎日のようにチラチラ雪が舞うなんて、温暖化はどこへ行ったのと聞きたいぐらい。
 久しぶりに夕方晴れ間が見えた、と思ったら東の空に虹が出ていた。そして西の空は、コンスタブルが描くイングランドの空のような柔らかいブルーと夕焼けのオレンジが。うっとり見とれてしまいます。湿度が高いから、差してくる光ももやに包まれたような効果で、柔らかくなるのでしょうか。空気中の水蒸気で乱反射したり、弱められたりした、いわば霧を通してみた色。こんな色の空は、春や夏や秋には見られない。冬のほんの数回しかあらわれない色だ、と思うと何か貴重な一瞬に立ち会えた幸せを感じます。

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