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2014年12月24日 (水)

インターステラー、星と星の間

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 SF、と聞いただけで毛嫌いする人もいるらしい。人類破滅の危機。 ワープ。時空のゆがみ。太陽系外の惑星探査。人類の宇宙への移住。ブラックホール。もうこれらの言葉を聞いただけでだけで、リアリストの方は我慢ができないかもしれません。でも、だまされたつもりでぜひご覧いただきたい。『ゼロ・グラビティ』より壮大で、『アバター』より知的で、『2001年宇宙の旅』より感動的で、『ET』より奥深い。それがいま公開中のクリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』です。ネタバレにならないよう気を付けて紹介したいと思います。

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 正直、お客さんの入りはあまり良くありません。でも上映が終わって場内が明るくなるまで、誰ひとり立ち上がる人はいませんでした。私も映画の世界に入り込んでしまって、しばらく立ち上がれませんでした。最近はエンドロールが始まったら観客が立ち上がってぞろぞろ出て行くケースが多いのに。せっかく余韻に浸りながら、スタッフ名を目で追ったり、音楽に耳を澄ましたりしているのに・・・。この映画は稀有な例です。
 このあと何を食べようかとか、帰りの電車の時間はどうかなど現実に戻ることを忘れていたのは、どの映画以来のことでしょうか。。

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 SFといえば特殊撮影やCD技術を駆使した、見せかけに力点をおいている作品が多いのは事実です。しかしこの『インターステラー』は違う。最新の宇宙物理学の成果を取り入れ、リアルな表現を追求しているのはとうぜんですが、なによりも大切なテーマは親子の愛と絆。それも時空を超えたスケールの大きなストーリーで展開される。そしてアインシュタインの相対性理論に基づく時間の概念が心を打ちます。
 観客が少ないのは上映時間も169分と長めで、派手なドンパチもあまりなく、少し地味なのかもしれません。でも一瞬も目が離せない、すごい作品です。できることなら口コミで評判が広がり、一人でも多くの人が鑑賞されんことを祈っています。

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