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2014年10月24日 (金)

イタリア新キッチン事情

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 3週間前になります。フィレンツェのアパートに到着して、設備の説明を受けていた時に感心したことがあります。なんと冷蔵庫や食洗機がビルトインされていたのだ。外から見ると四つ口のガスレンジとシンク、オーブン、電子レンジが見えるだけで、あとはたっぷりの収納スペース。いちばん右の縦長の上部が冷蔵庫、株が冷凍庫。その左が食洗機。やけにすっきりしているでしょ。これは白いシンプルなデザインのせいだけではない。
 日本のキッチンとの比較で考えると、当然のようにおいてある冷蔵庫がない、いやあるけど見えない。それだけで全然違う。ショールームのようなカッコよさを追求した家でもないし、特にお金をかけた設備でもないけれど、美しい。ごくごく一般的な暮らし、だと思う。
 日本では家電各社がそれぞれデザインを工夫している。しかし単体のデザインが頑張れば頑張るほど、キッチン全体として見れば統一感を崩し、部屋のデザインを悪くしている。ゴチャゴチャと汚く見えるのだ。

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 フォルテッサ・バッソで開かれていたインテリアショーを見に行った。モダンスタイル、田舎の農家スタイル、狭いキッチン、広いキッチンとさまざまなキッチンの提案がされている。Photo_3 素材も木、ステンレス、石、タイル、樹脂などいろいろ。そのどれもが冷蔵庫や食洗機はビルトインなのだ! 不思議なのは、「お、すごい、すごい!」というこちらの興奮に反して、イタリア人たちは特に関心を示すわけではなく、素材の大理石などをちょっと触るだけで通り過ぎていく。彼らにとっては、面白くもなんともない。う~ん、きっとこのビルトイン方式が常識なのだ。それに気づいて、ますます驚きました。しかもどの会社の製品も、中の冷蔵庫の扉と外の収納システムの扉が一体となってスムーズに動くよう、特別のレールと金具まで取り付けてある。見た目だけではなく、じつに機能的なのだ。

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 ビルトイン専用に作っている冷蔵庫メーカーがあるのか、それともビルトイン用の規格があって各社ともその規格に合う製品を作っているのか、実態は知らない。でも日本の家電メーカーや家作りは、イタリアに完敗だと思いました。いままで2回アパートを借りているが、以前は冷蔵庫が見えていたよなぁ。とすれば最近の潮流かもしれない。なら、日本もそれに習って変わっていくのかな。

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