« プラハ名物、天文時計 | トップページ | マッラーディの栗まつり »

2014年10月17日 (金)

チェコフィルの夕べ

Photo
 プラハへ来た理由の一つが、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会を聴くこと。彼らの本拠地、ルドルフィヌムにあるドヴォルザーク・ホールで夜7時半から10時ごろまで、ゆたかな音響のホールで珠玉の演奏を楽しみました。このオーケストラの歴史は1896年にこのホールでドヴォルザーク自身の指揮で始まったという。そんな由緒ある場所だと聞くと、この場にいるだけで幸せになる。Photo_3
 また、ここは『のだめカンタービレ』の映画の撮影に使われたホールだそうです(残念ながら観てません)。のだめと千秋がヴィエラ先生指揮の演奏を聴いた場所なんだって。ファンの方、いい加減な説明でごめんなさい。
 特にドレスコードがあるわけではありませんが、観客のみなさんは精一杯ドレスアップして集まっている。私たちもこの日のために持ってきた服に着替えて、その雰囲気に溶け込む。そして演奏が始まる前にシャンパンやコーヒーで高まる気持ちをリラックスさせて席に着く。

Photo_2
 この夜の指揮はマンフレード・ホーネック。演奏が始まる前に、レコーディングを行うので協力お願いします、とのアナウンス。演目はヤナーチェクのオペラ『イェヌーファ』からの組曲。リヒャルト・シュトラウスの『死と変容』。マーラーの『少年の魔法の角笛』。どれもチェコゆかりの作曲家が19世紀終わりごろに作った曲。後期ロマン派(?)のドラマティックな表現と多彩な音色を駆使したオーケストレーションで、さまざまなイメージを喚起させる曲の組み合わせ。聴衆を飽きさせない見事な演奏でした。
 マーラーの歌曲集はバリトン歌手のマティアス・ゲルネがソリストで参加。少年の希望と挫折、成長と悲劇的な結末を圧倒的な表現力で歌い上げる。終わっても拍手鳴り止まず。何度も何度もあいさつに現れました。
 チェコフィルの高い技量、ホール全体が一つの楽器になったようなハーモニー。感動を反芻しながら、ひんやりした夜風に吹かれてブルダヴァ川に沿ってホテルまで歩きました。

|

« プラハ名物、天文時計 | トップページ | マッラーディの栗まつり »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/180264/60468434

この記事へのトラックバック一覧です: チェコフィルの夕べ:

« プラハ名物、天文時計 | トップページ | マッラーディの栗まつり »