夏の花はブルー?紫?
高原の日当たりのよい場所にすっくと立つアザミ。この鮮やかなピンクがかった紫色の花は、よほど蜜がおいしいのでしょう。必ずチョウやハチがとまっている。うっかり鼻を近づけようものなら痛い目に合う。人間なら熱中症になりそうな強い日差しのただなかに、太陽のパワーを一身に受け止めて咲く姿は潔さの極致だ。
ウツボグサは半日陰のようなところに咲いているもののほうが、色に深みがあるようだ。そして六甲で咲いているのは紫だが、信州奈川では濃いブルー。特に日陰のものは色が美しい。下から(上からか?)順番に咲いていくので花の時期は比較的長い。アジサイのように途中で色が変わっていく、なんてことはないでしょう。
ホタルブクロはオレンジ色に近い花から赤紫、濃いブルーまで色の幅が広い。少し日当たりの悪いところの花のほうが青みが強くなるようだ。でも、ここまで青が強いのは珍しいので、写真に収めました。ウツボグサと同じく青の濃度と日照は関係あるのだろうか。リトマス試験紙のように、ブルー濃度が紫外線の強さを測る尺度になるかもしれません。
アザミは華やかな薄紫だけですが、ウツボグサやホタルブクロは、えっこんなに濃いブルーの花があるの?というのを、あえてご紹介しました。
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