ジャスミンが満開です
あたりに芳香を漂わせて咲くこの白い花は、たぶんジャスミン。しばらく前から何の花だろうと気になっていました。それにしても、こんなにいっぱい咲いているなんて!(ちょっと意外性があるでしょ) 去年まではまったく気付かなかったのが不思議なくらい、そこらじゅうに生い茂っている。深い谷の両側はまるで原始林のようにうっそうとしているが、そこの木々に何本ものジャスミンが巻きつき、小さな花をびっしり咲かせているのだ。この一年間でこんなにたくさん増えるなんてありえないから、これまでもあったけれどもっと少なく、目立たない程度にしか咲いていなかったのでしょう。
同じ場所で一か月ほど前にはフジがたくさん薄紫の花をつけていた。このフジにしても去年ごろから目立って増えたと思う。木もいろんなツル植物に巻きつかれて大変だ。大丈夫なのだろうか。ツル植物もほどほどをわきまえないと、親亀こけたらみなこけた、になってしまいます。
ジャスミンティーの、もっと強烈なにおい。こんな強い香りが特徴のジャスミンはモクセイ科、常緑でツル性の植物。先が少し丸まって筒のようになった5弁の白い花。真ん中に黄色いオシベとメシベがある。熱帯や亜熱帯に自生する、とある。もともとは生えてなかったのが、鳥のフンで運ばれたのか、風で飛んできたのか、いずれにしても環境がよく合ったのでしょう。我がもの顔で繁栄を謳歌しています。
ジャスミンって花の命が短く、そのかわり次々と多くの花が咲くようだ。枝が道路の上に伸びているところでは、散った花弁がいっぱい積もっている。散ったばかりの白いのから時間がたって茶色くなったものまで。これをお茶に入れたらいい香りがするのかな。
ニュージーランドの友人の家に遊びに行ったとき、ガレージを満開のジャスミンが覆っていたのを思い出す。そのときがジャスミンを見た最初だった。あれは9月末から10月の上旬にかけてのことだから、南半球なので季節はやはり春だった。それがまさか日本の、しかもこんな身近なところで見られるとは、想像もできなかった。名前からして、いかにも外国の花ってカンジでしょ。ちょっとうれしい発見でした。
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