大阪にガウディの公園?
西梅田から福島方面へ。ハービスを過ぎて毎日新聞大阪本社の南に、小さな公園がある。国道2号線の横、上には高速道路が走っていて決して景色のいい場所ではない。でもこのポケットパーク、ちょっと頑張っているのだ。
波打った形のベンチにはガウディのような破粋タイルが貼ってある。バルセロナのグエル公園のベンチと少し似ている
。色は本家ほど鮮やかではないし、創造性も劣っているでしょう。でも「もうかりまっか」の商人の町・大阪が、美を意識するなんて素晴らしいことじゃありませんか。長く続いていた2号線の拡幅工事も、この辺りは終わり、街灯や町名表示板もちゃんとデザイナーが入って作業しているのが分かる。以前の大阪と比べたら格段の進歩です。街が美しくなるのはとてもいいこと。
この公園に一角に高さ3mぐらいの壁があるが、そこには和風のタイル画があります。タテ長の模様が計10点。着物の柄からとったのでしょうか、なかなかいい。これはガウディとは違って、ここのオリジナル。外国から来た観光客も喜びそうです。もし来たら、の話ですが。噴水やライトアップは東日本大震災(3.11)以降、自粛しているようです。
高速道路を見えない地下に潜らせるとか、ビルの高さや色の制限など大規模な都市計画はもちろん大切です。でも、実現しにくい時間のかかる大きな夢物語よりも、小さくても着実にできることを地道に積み上げる努力が必要なのではないでしょうか。大阪のみならず、日本のいろんな都市で、散歩したくなる街並みへ、さらに頑張ってほしいものです。
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