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2014年2月 9日 (日)

ポンピドゥーから兵庫へ

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 この10年の間にポンピドゥー・センターにコレクションされた最新のアートを展示する「Fruits de la Passion  La Collection du Centre Pompidou」が、兵庫県立美術館で開催されています。ヴェネツィア・ビエンナーレなどの国際展を舞台に活躍する旬の若手アーティスト19名による25作品。それにゲルハルト・リヒターなど現代美術の巨匠6作家の作品も見られる、まさに現代アートの最前線を体感できる展覧会です。しかもこの展覧会は他館への巡回はなく、神戸のみの開催だそうだ。現代アートに興味のある方にとっては、神戸まで足を運ぶ価値大ですよ。3階まで上がった会場の入り口も、わくわくドキドキのしつらえ。期待が持てそうでしょ。

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 絵画などの平面作品を中心に立体や映像、インスタレーションなど多様なジャンルの作品の、どれもが強烈な個性とオリジナリティを発散して観る者の意識に戦いを挑んできます。なかですごく気に入ったのは、ご覧のファラー・アタッシ作『作業場』。200×160cmの油彩、2011年の作品だ。白に赤と濃淡2種類のブルーで描かれた、街の風景あるいは室内の積み木遊びの情景。清々しいシンプルな色使いで、理知的な世界を創造している。背景はルネサンス以降の西洋絵画の柱の一つである透視図法を活用して三次元空間を作りながら、工場や家はわざと原則を崩して浮き上がらせて、ポストモダンなオモシロさを生み出すことに成功している。
 以前ヴェネツィアビエンナーレで見た大作が記憶に残っていたジェイソン・ローズの、ネオン管を使ったこちらは3mぐらいの立体『ボーブールの雌猫』。クワクボリョウタとはまた違った魅力のハンス=ペーター・フェルドマンによる『影絵芝居(パリ)』という影のインスタレーション。エルネスト・ネトによるクローブやターメリックの匂いまでする『私たちはあの時ちょうどここで立ち止まった』など・・・楽しめる作品がいっぱいです。

兵庫県立美術館
ポンピドゥー・センター・コレクション
フルーツ・オブ・パッション
2014年1月18日(土)~3月23日(日)

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