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2014年1月

2014年1月31日 (金)

熱情と冷静のアヴァンギャルド

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 デザインのちょっと面白い展覧会が、いま大阪ミナミのdddギャラリーで開催されている。1920年代から30年代のロシアアヴァンギャルドやバウハウスのポスターなどのグラフィック。そして戦前の成果を引き継いだ1950年代から60年代のスイスやオランダのモダンデザイン。
 社会の動乱や改革の波のなか、夢や理想を追い、デザインを介して新しい社会を構築しようとした熱い情熱を感じます。また一方では、理想の実現のために極限まで合理性を追求する冷めた知性も感じられます。この熱くもあり、冷たくもある独特の美意識が、アヴァンギャルドな実験的グラフィック作品を作り出している。モンドリアンたちによる雑誌『デ・スティル(様式)』を中心として展開された幾何学的な造形や、リートフェルトの家具や建築など、この時代の美の空気を残すものたちは、今も新鮮だ。

Ddd
 対象物のデフォルメや思い切ったトリミング、意識的なアンバランスや強いタイポグラフィーなど独特な感覚がある。そこからは、古典的な均衡とアールヌーボーやアールデコの装飾性に反旗を翻し、新しい時代をつくる新しいデザインを模索したアーティストやデザイナーの強烈な想いがひしひしと伝わってくる。20世紀の前半から中頃にかけて、世界の主流ではなかったけれど、その後の美意識に大きな影響を与えたデザインの前衛を体感する貴重な機会です。ぜひご覧になってください。
 会場においてある説明用のリーフレットもアヴァンギャルドの雰囲気をうまく表現していますよ。大きな三角形の紙を四つに折りたたんで、それぞれの分野ごとの説明に充てている。担当者もかなり力を入れて取り組んだのでしょう。

大阪新美術館建設準備室デザインコレクション
熱情と冷静のアヴァンギャルド
dddギャラリー
2014年1月17日(金)~3月5日(水)

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2014年1月28日 (火)

備長炭の材料が六甲に

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 須磨の鉢伏山から旗振り山、鉄拐山、須磨アルプスへと続く六甲全縦路。先日歩いていてふとある説明板を見つけました。それで気づいたんですが、このあたりにはウバメガシがびっしり生えているんですね。ウバメガシは備長炭の材料で、温暖な気候と塩分を好むのか、和歌山県の海沿いにたくさん生えていると聞いていた。『山人伝』や『幽鬼伝』や『鹿笛』など、紀州の山を舞台にした宇江敏勝さんの素晴らしい小説集でよく出てくる木です。材は緻密できわめて堅く、高品質の炭に適しており、水に沈むほど比重が重いという。へぇ!こんな木が六甲にたくさんあるなんて! いままで思いもしなかったから、足を止めて説明板をしげしげと眺めてしまいました。
 須磨から鵯越(ひよどりごえ)へ向かう尾根筋からは南側のすぐ近くに海が望める。だからこの南斜面には潮風がいつもあたっていて、ウバメガシの生育に適しているのでしょう。

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 それを読んでいて、もう一度、へぇ!と驚いた。 なんとウバメガシは別名を「バベ」と呼ぶそうじゃないですか。バベと言えば、実家の生け垣がそうだ。うちの親も植木屋さんも、バベ、バベと呼んでいる。ただ単に常緑で葉も密に茂るから、生け垣にむいているだけの木かと思ったら、こんなに役に立つ木だったんだ。でも生け垣だから年に2回も刈り込んでいるので、炭焼きに使うほど大きくは成長してないけれど。いやぁ知らないことが多すぎる、ホント勉強になりました。最近はあまり見かけなくなった炭だけど、ぐっと身近に感じられた一日でした。
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2014年1月25日 (土)

世界に、もっと愛を

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 タムラサトルの個展、タイトルは「愛マシーン」。なんか気になるでしょ。で、大阪ホリエの帝塚山ギャラリーへ見に行きました。
 ドアを開けると、正面に大きな「愛」があります。これは確かに愛です。チェーンと歯車でできた漢字の「愛」が、かすかなモーター音をたてながらガタガタもぞもぞ動いている。まさにマシーン! なんや、そのままやん。と侮るなかれ。天井に届きそうな巨大マシーンです。金属の冷たい質感と相まって、観る者を圧倒する迫力がある。でも、どこかロマンチックでユーモラスだ。それは愛を機械のようにしてしまった現代、あるいは機械化されてしまった愛を、あっけらかんとおちょくっているのだけれど、ICなど無縁のいかにもローテクな仕掛けにあるのだと思う。

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 婚活パーティや恋愛のハウツウ本の氾濫。機械化された、あるいはマニュアル化された現代の愛は、もうひとつ焦点が定まらなくなっている。愛の不毛、だからこそ世の中には愛という文字と言葉があふれる。震災後「絆」という言葉がワッと広まったように。タムラサトルはこの展覧会で「愛」以外にも、「LOVE」と「ハート形」を展示している。もちろんどれもチェーンと歯車でできたマシーン。濃密なナンセンス、意味の無意味化への熱情が私たちを感動させるのでしょうね。
 最終日の2月14日(金)には、18時からバレンタイン・クロージングパーティも開催されるそうですよ。興味のある方は行ってみてください。

タムラサトル「愛マシーン」
TEZUKAYAMA GALLERY
2014年1月17日(金)~2月14日(金)

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2014年1月22日 (水)

進化を続ける吉田兄弟

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 吉田兄弟の『和の祭典』というコンサートへ行ってきた。二人による迫力ある超絶技巧に驚かされるのは毎度のこと。会場も賛嘆の溜息と感動の拍手でサイコーに盛り上がる。
 初めて聞いたWASABIの生音に魅了されました。吉田兄弟の兄・良一郎が中心になって結成された、新・純邦楽ユニットです。メンバーは津軽三味線:吉田良一郎、尺八:元永拓、太鼓・鳴り物:美鵬直三郎、箏・十七絃:市川慎の四人。歯切れの良さ、魂の奥深くを揺さぶるリズム、生々しい息遣い、躍動するグルーブ感・・・。和楽器だけの演奏で『和のカッコ良さ』を若い人たちに伝えたい、という彼らが作り出す音楽は、『和』の領域をはるかに超えてワールドワイドにカッコいい。和楽器のみで生み出した、初めてのグローバルミュージック。海外公演の多さも、それを裏付けているだろう。
 そしてもうひとつ、「日本の心、和の響き」の素晴らしさを聞いてもらおう、体感してもらおう」と、全国の小学校、中学校、高校をまわって演奏する学校公演を活動の柱にしているそうだ。この姿勢も素晴らしいと思います。Photo
 ついWASABIの話に力が入ってしまいましたが、弟の吉田健一がプロデュースする疾風(HAYATE)の演奏も良かった。こちらはキッパリと潔い、若手トップクラスが集結する次世代の津軽三味線集団。力強いユニゾンも、繊細なハーモニーも、単一の楽器ならではの魅力がありました。このように兄弟それぞれが独自の道を切り開きつつ、吉田兄弟としてもさらにパワーアップしている。バチさばきも「若いころより早くなっています」と言っていました。(いまもぜんぜん若いけど) まだまだ進化中!の吉田兄弟、もっともっと高みを目指して突き進んでください。期待してま~す。

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2014年1月19日 (日)

未発表のターナー

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 ターナー展の展示作品の中には、生前に発表されなかったものがいくつもある。それがどれもいいのだ。今回の展覧会で「いいな」と思った作品のうち、半分以上が未発表ないしは研究者によると未完とされているものだ。
 この「湖に沈む夕陽」を含め、それらは200年近く後の私の目から見ると、とても素晴らしい。もちろんターナーは作品が(同時代に)評価され売れることを願って制作活動をしていた。だから、未発表作品は後から何か描きくわえて完成させようとしたのか、描いたものの時代の好みや芸術観からかけ離れ(進みすぎ?)ていて、自分の名声を傷つけることを恐れて発表しなかったのか。現代のように作家が自由に作品作りをできる時代の我々が、あれこれ言うのは間違いでしょう。でも、制作過程でどの時点を完成とするかは、今も変わらぬ難問です。

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 当時ロンドンは発展を続けるヨーロッパ最大の都市だった。工場が林立し大気汚染も進んでいた。蒸気機関車が走る風景も描いたターナーは、産業革命後の新技術や新しい景観も好きだったようだ。つまり科学と技術の進歩による人類や世界の明るい未来を信じていた。それにしてはこの煤煙でどんよりした「ウォータールー橋上流のテムズ川」という油彩画はどうでしょう。ここで描かれているのは決して明るい未来ではない。まさか彼が環境保護に目覚めたなんてことは時代的にもありえない。芸術家の直観でもって、あるいは新しい美意識で描いたけれど、これではとても売り物にはならないと思って、発表を控えたのでしょうか。今ではそれも謎です。

神戸市立博物館
ターナー展 ー英国最高の巨匠ー
2014年1月11日(土)~4月6日(日)

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2014年1月16日 (木)

ターナーの先進

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 神戸市立博物館で「ターナー展」がスタートしました。19世紀前半に活躍した英国の巨匠ターナーの油彩、水彩、スケッチなどロンドンのテート・ギャラリーが所蔵する113点を展示する展覧会。初期から晩年まで、幅広く網羅して見ごたえ十分です。
 なかでもおもしろかったのは「カラー・ビギニング(色彩のはじまり)」と呼ばれる、水彩で描かれた習作群。それらは展覧会に出品するつもりも人に見せるつもりもなく、ターナー自身が興味の赴くままに光や空気を表現するための実験(あるいは試行錯誤)の産物だ。
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 ディテールを描き込むよりも、眺望や大気の現象を一瞬でとらえるスピード感を重視したその制作態度は、きわめてモダンだ。本質を大きくつかむ大切さを教えてくれます。これは絵画は何を伝えられるか、という現代まで通じるアートの大きな命題を示している。若くしてロイヤルアカデミーの正会員となったターナーは、いわば伝統的権威の象徴です。そんな彼が後世の印象派やさらには抽象絵画を先取りしたような革新的な作品を数多く残したのは、ほんとうにすごいことだと思います。
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 でも注意したいのは、彼の作品は決して抽象画ではない、ということ。あいまいな輪郭で何が描かれたかわからない、と当時の評論家からもボロクソに批判されたけれど、それは彼が時代より数歩先へ進んでいただけ。でも美術界に抽象という概念はまだ生まれていなかったし、なにより彼は望んでいなかった。ここにお見せした作品も、上から「にわか雨」、「バス・ロック島」、「城」と、彼がつけたタイトルではないにせよ名付けられている。目に見える事象を極限まで単純化して、色彩と形態の構成で表現するとこうなったのでしょう。いまその後の美術の歴史を知る私たちから見れば、それこそターナーの先進性にほかならないとわかるのですが。

神戸市立博物館
ターナー展 ー英国最高の巨匠ー
2014年1月11日(土)~4月6日(日)

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2014年1月13日 (月)

アセビ咲く!サクラ咲く!

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 え、もう? 六甲山の油コブシでアセビが咲いているのを発見! アセビは六甲で特に目立つ花ですが、3月から5月初めが花の時期。いくら南に開けた油コブシで、なかでもいちばん陽当たりのいい場所に生えた樹だといっても、ちょっと早すぎないかい。まだまわりは冬枯れの風景だというのに。もちろんどの樹種も枯れ枝に芽はつけているのですが、このアセビ、こんなに早く満開になるなんて。Photo_2
 アセビは有毒で馬酔木と書く。葉を噛んだ馬がフラフラになったことからこの字がついた、ということだが本当でしょうか? でも野生のシカやイノシシなどは食べないそうで、この樹が多い(たくさん残っている)かどうかで野生動物の多少を測る指標でもあるそうだ。そんなわけで奈良公園にはシカが食べないからアセビが多いという説もありますが、奈良のみなさん、いかでしょうか? ご存知の方はぜひ教えてください。
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 もうひとつ、え?と思った花が、サクラ。先日の姫路城内で見つけました。厳寒の時期なのでウメかと思ったけれど、ちょっと違う。そこには「十月桜」という名札が! 後で調べると、サクラには「十月桜」や「冬桜」、「不断桜」など晩秋と春の二度咲く種類があるらしい。早咲きの「寒桜」とはまた別の種類だとか。春の一斉に咲き誇る姿にくらべると少しまばらですが、寒風の中けなげに咲く様子に、ジワリと感動を覚えました。Photo_4
 これを見てふと思い出したことがあります。青谷にある松蔭の北西角で、毎年毎年12月ごろから咲いているサクラ。そうだ!これだったんだ!と、急に合点がいきました。これまでは、近年の気候変動でヘンに寒くなったり暖かくなったりするので、季節を間違えたのだろうと思っていた。ダマされやすいのか、感度が良すぎるのか、いずれにしても年に二回も咲くと疲れるだろうな・・・と。いやぁ失礼しました、それが正しい姿だったのですね。自らの無知を恥じ入る次第です。
 ということで、一件落着、と思っていたのですが・・・。これだけでは終わらなかったのです。
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 さらに、さらに、ビックリ!の事実に遭遇。 夕方に新神戸駅の少し南を歩いていたとき、生田川沿いで見つけました。これはどう見ても春に咲く普通のソメイヨシノだと思いますが。違いますかねぇ。川沿いの桜並木でこの樹だけが満開。きっと季節を間違えたに違いない。春にまわりが咲くころに、寂しい思いをしても知らないよ。

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2014年1月10日 (金)

天空の白鷺、まもなく終了

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 世界遺産・姫路城の平成の大修理。工事の様子を見学できる施設『天空の白鷺』へ行ってきました。大天守をすっぽり覆う囲いの中にエレベーターで昇って、五層の屋根を真横から観察できる。鳥にならない限り、こんな至近距離から、こんな角度で見ることができるのは今だけ。完成すると見ることができない光景が眼前に広がる。屋根瓦の間を真っ白な漆喰で固めた、女性的ともいえるような優美なディテールが手に取るように楽しめます。白壁と相まって、まさに白鷺城です。
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 こうやって工事中の姿を有料で見せる、というのはバルセロナのサグラダファミリアの発想にならったものでしょう。観客は今だけの珍しい体験に満足し、集まる入館料は工事費の足しにもなる。お互いいいことずくめ。エレベーターに乗る順番待ちの行列に並んでいる間は、明治、昭和など過去の修復の歴史が大画面で紹介される。簡潔にまとめられていて、待ち時間を長く感じさせない。これもユニバーサルスタジオなどでおなじみ。つまり、よくできた見学施設なのだ。この『天空の白鷺』は、1月15日(水)をもって閉館となります。

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2014年1月 7日 (火)

スペインの白雪姫

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 映画BLANCA NIEVES(ブランカ ニエベス)。スペイン語の白雪姫。英語ではSNOW WHITE、語順は違いますが・・・。この意欲作は、なんと!モノクロ!でしかもセリフのないサイレント! もちろん時代錯誤ではないし、ただ昔懐かしを狙った変化球でもない。この映画のためにはこれ以上の表現スタイルはない、と思わせる見事な出来栄えです。シュールな美しい絵画のような闘牛場や灼熱の大地。色やニオイまで伝わってくるリアルさ。場面転換などに使われるサイレント時代以来の伝統的なテクニック。どれもこれも心地よい。
 
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 時は1920年代。スペインだから白雪姫は小人闘牛士団のスター闘牛士になります。音楽もいい。通奏低音のように響くフラメンコのリズムが光と影を情熱的にあぶりだす。継母は執念深い悪女。もちろん美女でなければなりません。ジュリア・ロバーツも演じたように。グリム童話の怖さを際立たせるためにも、美しい顔をゆがめながら繰り返し繰り返し白雪姫の命を狙う執拗さが必須条件。リンゴに注射器で毒を入れるのは、ちょっと笑えましたが。でも観客にはとてもわかりやすい。それもサイレントならではの表現法なのでしょう。
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 スペインならではの闘牛やフラメンコのしつらえに加え、もうひとつスペインらしくておもしろいのは、血(あるいは情念)。闘牛界のスターを父に、フラメンコ界のスターを母に持つ娘が持って生まれた能力と宿命。教育よりも生まれながらの血。アングロサクソンの合理主義とはあきらかに違う、濃密な空気と時間の流れが、この映画が持ちえた独自の美学。これはモノクロじゃなきゃとても表現できなかったでしょう。ガラスの棺に入れられた白雪姫、いつまでも記憶に残る悲しくも美しいシーンでした。
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2014年1月 4日 (土)

今年もよろしく、六甲山

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 おいしい空気を吸い込む。美しい自然の贈り物を見つける。見事な景色を眺める。などなど、今年もまた裏山の六甲山にはお世話になります。ということで年の初めは最高峰まで足を延ばして、頂上の表示柱にごあいさつ。面白味がないので普段はあまり来ないところですが、お正月なので特別に。
 六甲山の最高峰には20年ぐらい前まで米軍の通信施設があって、入れませんでした。で、返還されて入れるようになり、どんな素晴らしい景色が見えるかと期待して登りました。が、ほとんど眺望がありません。だだっ広い空き地で、まったく頂上感がないのです。六甲山はいろんな山の集合体。ほかにもっと頂上感のある峰がいくつもあるので、いつも変化にとんだルートを選んであれこれ歩いている。
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 今回は、阪急「六甲」から上って阪急「芦屋川」へと下るルート。メジャーなコースです。きょうは穏やかなお天気に恵まれ、冬といっても全然寒くない。その暖かさのせいか、せっかくの景色もまるで春霞がかかったようにぼんやりしている。肉眼の方が写真よりはよく見えるが、梅田や南港ぐらいが限度です。生駒や金剛山はまったく識別できない。もちろん上を見上げると真っ青な空。ほんとうによく晴れているのです。工場も年末年始の休みで空気が澄んでいるはずなのにねぇ。
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 こんな陽気でも日陰は雪が融けず、一部は凍ってアイスバーン状態。特に下りはそろ~りそろり気を付けて歩かないと、滑って大変なことになりそう。六甲でケガ、なんて恥ずかしいでしょ。このように雪が解けずに残っている場所は、真っ白に輝く樹氷が見られる場所でもあります。六甲で樹氷が見られるチャンスはそんなに多くはないのですが、山道をまわり込んだら思いがけなく樹々の枝が真っ白!なんてときは、神さまにご褒美をいただいた気分。さて今シーズンは何回出会えることでしょう。

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2014年1月 1日 (水)

ウマ年の新春です

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 2014年、ウマ年。新年のご挨拶を申し上げます。年賀状に使ったこの写真はバーボンBlanton'sのキャップをディスプレイしたアート作品です。これを見ていて、映画の誕生にもつながる歴史的な写真を思い出しました。酔っぱらいのたわごとではありませぬ。
 さて、馬は走るとき、全部の足を同時に地面から離すことがあるのでしょうか。見ていても動きが速すぎてよくわからないですよね。これは古代ギリシャ時代から議論のテーマになっていたそうです。元カリフォルニア州知事のスタンフォードも友人と賭けをして、英国生まれの写真家・マイブリッジに証明を依頼した。
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 依頼を受けたもののエドワード・マイブリッジは困ったことでしょう。。疾走する馬の瞬間をとらえるには、高速のシャッタースピード、高感度の感光材料、大口径レンズが必須なのですから。どれもまだない技術。そして5年間の研究の結果、1878年に12台の特別な写真装置を並べて連続写真を撮影することに成功した。これにより馬は同時に足を地面から離して走ることがわかったのです。そして、これをパラパラ動画にして見ると、本当に馬が走っているように見えたものだから、当時の人々はもうビックリ!
 これが約20年後のエジソンやリュミエール兄弟による映画の発明の先駆けの一つとなりました。そうです、映画は静止画の連続ですからね。ではまた今年も、このブログをご愛顧いただきますようお願い申し上げます。

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