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2013年11月24日 (日)

高みの見物、がグランプリ

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 若い女性グループが、健康そうな老夫婦が・・・。秋晴れの青空の下、自然の中でみんな楽しそう。それも子供じゃなく、大の大人。ここは六甲山カントリーハウスの大芝生広場。フィールドアスレチックで遊んでいるように見えますが、からだ全体でアート鑑賞をしているところ。Hidemi Nishidaの作品『ガーデン・スカイ』です。
 「六甲山の秋空に腰掛けるための環境芸術作品です。いつもと異なる視点で六甲山を見渡してください」と、説明にある。アート作品って、手を触れないでください、写真を撮らないでください、と偉そうにもったいぶっているのが多いけれど、芸術はもっと身近なものだと思うから、この作家の姿勢は素晴らしい。現にみんな喜んで腰掛けている、いや自分自身の芸術を楽しんでいる。これこそホントの参加型のアートだ。
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 芝生と植栽の間に点在する、高さ2mぐらいの木でできたソファ。わずかこれだけ視点が高くなっただけで、こんなに世界が変わるとは! 新大陸の発見のような驚きです。 まるで雲に乗ったみたい。それに吹く風も爽やかだ。新発見ってもうほとんどないと思っていたけれど、じつは身のまわりにいくらでも転がっているのかもしれない、と目からウロコの思いでした。色はソファ部分が白、それを持ち上げている支柱とソファへ上る階段が黒。いたってシンプルなこの無彩色の組み合わせがいい。自然の中にヘンな色を持ってこれないでしょうから。もしかしたら周りに溶け込む迷彩色・柄ならマッチするかもしれないけれど、それもなかなか難しいでしょう。
 私たちもここに腰掛け、持ってきたお弁当を広げ、ゆったりと特等席を満喫しました。誰からも愛され、誰もがアートを体感できる『ガーデン・スカイ』。見事、六甲ミーツ・アート 2013の公募大賞グランプリに輝きました。

六甲ミーツ・アート 2013
2013年9月14日(土)~11月24日(日)

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