ルミナリエ、今年も!
今年もルミナリエが開催される。資金不足でもう打ち切り、と毎年言われていますが、まずは良かった。で、いま準備も追い込み中。イタリアからやって来たスタッフが何人も忙しそうに働いている。
この光の祭典は阪神淡路大震災の年の12月に始まって、今年で19回目。毎年テーマを決めて新たにデザインするので、前の年のセットを置いておくわけにはいかない。新しく作ったパーツをイタリアから船便で送ってきて、デザイナーやスタッフもイタリアから何日間も泊まり込みでやって来て作業をする。まぁ、言ってみれば効率の悪いやり方をしている。でも、それがかえっていい味を出しているとも言える。
クレーン車の上で作業をする人、下から指示をする人。開催日まであまり時間がないのでみんな真剣です。このルミナリエ、よくよく見ればかなりローテクです。枠は木で作り、白いペンキ塗り。針金でいろんな方向から引っ張って支えている。光もLEDではなく、赤、青、緑、黄色、白の5色の電球でアラベスク(?)模様をつくる。こんな手作り感がこころあたたまる祈りの芸術に昇華しているのでしょう。
今年のテーマは『光の記憶』。「忘れることのできないあの日。神戸に輝く光の星空は、かけがえのない記憶のかけら。ぬぐいきれない悲しみと未来への希望が、今も混在している。光は、記憶そのものなのだ。」 ディレクターのヴァレリオ・フェスティの言葉です。
神戸ルミナリエ
2013年12月5日(木)~12月16日(月)
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