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2013年11月 3日 (日)

モリアオガエルとして生まれ変わるとせよ

Photo_9
 森の中で、しかも樹上で生活するモリアオガエル。もちろん六甲山にも棲んでいます。池に張り出した樹の枝に、白い泡の塊のように産卵する。このモリアオガエルの卵=泡を、ここに拡大して作っている。Photo_2新山浩+神戸市立科学技術高校による「モリアオガエルとして生まれ変わるとせよ」。ちょっと気持ち悪いぶつぶつした形状が、泡でできた卵をよく表現している。じっさいの卵も泡だったような白黄色で、小さなエイリアンが隠れていそうな気持ち悪さだ。おまけに触ればべとべとしている。
 入り口のポスターの文章から抜粋します。「六月になると 美しい緑で体を覆われた彼らは 泡状の卵を樹に産みつける 卵から孵ったオタマジャクシを蛇やイモリが待ち受ける 難を逃れた彼らは親蛙となり やがて森へ姿を消してゆく (その後の彼らの生態は謎である)」。
Photo_10
 六甲山に現れた巨大な卵の中を通り抜け、モリアオガエルに生まれ変わった気分と世界の見方で外に出よう、というわけです。薄暗い内部は上からかすかな光がさし、ゲーコゲコ鳴き声が聞こえる。上には親蛙も一匹います。Photo
 同じくポスターからの抜粋。「鑑賞者は 卵に貫入した入口を見つける おそるおそる中に入ると ほのかに薄暗い 無数に輝く明かりは これから生まれくる命である 親蛙の声も聞こえてくる 『さぁ 外の世界へ』と 偶然に居合わせた鑑賞者は それぞれが美しい色彩を帯びたオタマジャクシである この卵は生まれ変わりの装置 やがて あなたは 街へ姿を消してゆく そして これから待ち受ける幾多の困難や危険から逃れ あるいは闘い生きてゆく (その後のあなたの生態は謎である)」。

六甲ミーツ・アート 2013
2013年9月14日(土)~11月24日(日)

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