2階建てのロープウェイ
ちょっと珍しい2階建てのロープェイが岐阜県高山市・新穂高温泉にあります。上高地から安房トンネルを抜け神岡方面にしばらく走って、西穂高岳を挟んだちょうど反対側に回り込んだところに位置する。
定員120名、60名ずつ1階と2階に分かれて乗車する。乗り場も降り場も、とうぜん2階建て。1階になると「1階かぁ」と残念がる人もいるが、乗っていて1階か2階かぜんぜんわからない。もちろん見える景色も変わらない。バスや電車では上が見晴らしが良いので、つい2階が良さそうに思いがちだが・・・。きっと大量輸送の効率を考えての2階建てなのでしょう。ところが、なんとなく2階建てなら眺望が良さそうと思って観光客がたくさん来るので、その戦略は成功と言えます。
標高2,156mの西穂高口駅屋上の展望テラスからは絶景パノラマが広がる。東から北へ独標、西穂高岳、ジャンダルム、奥穂高岳、そして槍ヶ岳。西には美しいピラミッド型の笠ヶ岳が、抜戸岳や錫杖岳を従えて優雅にそびえる。南には焼岳や乗鞍岳。ちなみにここからの眺望はミシュラン・グリーンジャポン・ガイドで星二つを獲得しているそうだ。新穂高ロープウェイは通年運航。上の駅周辺は12月から3月まで冬景色、展望テラスにも雪が積もっています。めっちゃ寒いですが、気軽に厳しい冬山の眺望と空気が味わえます。
1時間30分ほど樹林の中を歩くと西穂山荘。ここから先は岩場が続く西穂高岳への本格的な登山道。夏場でもちゃんとした服装・装備でないと行けませんのでご注意を。
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