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2013年8月 3日 (土)

醤油の島の、醤油アート

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 小豆島は400年の伝統をもつ醤油造りで有名です。なかでも「醤の郷(ひしおのさと)」と呼ばれる一帯は13社もの醤油蔵が林立し、歩いていてもそこら中から醤油を醸造する匂いが漂ってくる。そんな特別な地域にあるシンボリックな建物、・旧醤油会館には、コミュニティデザイナーの山崎亮(studio-L)が島の人たち350人と作り上げた驚きのインスタレーションが展示されている。Photo_9お弁当に入っている赤いキャップの小さな醤油入れの容器、これをタレ瓶と呼ぶそうですが、醤油の濃度を変えて詰め、濃い色から薄い色まで規則正しく並べることによってきれいな色のグラデーションの壁面をつくっています。この色味にどこか温かみを感じるのは、我々の心の奥までしみこんでいる醤油の色だから、きっと。
 それにしてもあのチープなタレ瓶が、こんな美しく豊かなアート作品に! 使った数はなんと8万個。アクリル板にきちんと貼り付け、バックライトで裏から照明されている。とてつもない根気と労力が要ったことでしょう。「アーティストをしのぐ作品を作ろう!」をスローガンにがんばったという住民の皆さまに、心からの敬意を表します。

Photo_10
 会場の旧・醤油会館には古い記憶と懐かしい道具類が詰まっています。各銘柄の商標を染め抜いた藍染の前掛けや醸造樽など、それだけで十分おもしろいやん、アートやん!と思わせるものがどっさり保存されている。建物の近所は焼き板塀の醤油蔵が続く趣のある街並み。醸造の香りをかぎながら散策していると、この独自の文化を大切に守っていかないとなぁとつくづく思う。そして、そんな地域の独自性は日本全国各地にあるはずです。
 この島に足を運んでそんなことを考えた、ということは、アートの力で地域の活性化を図りたい瀬戸内国際芸術祭の主催者の思うツボじゃないですか。まぁ、ショウユーこと。

アートをめぐる旅
瀬戸内交際芸術祭 2013
夏:7月20日(土)~9月1日(日)
秋:10月5日(土)~11月4日(月・祝)

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瀬戸内国際芸術祭 2013」カテゴリの記事

コメント

小豆島の醤油アート、美しいですね。あの小さな容器の集合体でしたか。1枚目の写真だけでは、全く分かりませんでしたが、2枚目のクローズアップで、納得です。多くの住民の協力の賜物ですね。発想はできても、ここまで作り上げるには、ひとりでは無理ですね。deep shell

投稿: | 2013年8月 4日 (日) 16時00分

瀬戸内芸術祭は、その土地の文化や伝統を掘り下げて、アーティストが制作するのが特徴です。
だから地元の人を巻き込んで作られた作品が多いそうです。そのせいでしょうか、道で出会う人たちもみんな愛想がよく親切で、地元のアート作品に愛着と誇りを持っているように感じました。

投稿: ひろパパ→deep shell様 | 2013年8月 5日 (月) 23時39分

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