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2013年8月 7日 (水)

モダン石庭、夕焼けハウス

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 小学生のころ遠足で大阪城へ行ったとき、この石垣の大きな石は小豆島から運んできた、と教えてもらいました。そう、小豆島は醤油の島、オリーブの島、そして石の島でもあります。島内のいたるところで石垣を見かけます。石組みのデザインもさまざまで、さすが石と親しく暮らしてきた様子がうかがえます。
 三都半島の神ノ浦にあるジェームズ・ジャックの作品「夕焼けハウス:言語が宿る家」。狭い路地を登っていくと、ちょっと緑がかった薄い石を斜めにヘリンボーンのように積み上げた石垣の上に、黒い焼き板と白木の組み合わせで美しい円弧を描く建物が見えてきます。これが夕焼けハウス。なるほど、沈む夕日に見えます。
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 ここはかつて集落の人たちの休憩所や宴会の場として使われていたけれど、いまは利用されていない。この小屋を再生して、また人々が集える場にしたいという作家の思いがカタチになりました。地元で産出される白っぽい花崗岩と黒っぽい玄武岩を使った前庭もおもしろい。良く見かける日本庭園の石庭とはちょっと趣が違って、プリミティブでありながら原初的なエネルギーを強く感じます。ストーンヘンジなどヨーロッパ先史時代の謎の巨石文化のような、と言えば近いでしょうか。
 庭に敷き詰められた石の裏や建物内部の土壁の下には、集落の人たちの想い出や夢、希望や悩みが書き込まれているという。表からは見えないけれど、住民がここに集ったとき、言霊となって感応する大切なスピリチュアル・スペースとなればいいですね。

アートをめぐる旅
瀬戸内交際芸術祭 2013
夏:7月20日(土)~9月1日(日)
秋:10月5日(土)~11月4日(月・祝)

 

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