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2013年8月29日 (木)

栄町で、Dina Litovsky展

Dm
 いまアメリカの写真家 Dina Litovsky(ディナ リトウスキー)の個展「UNTAG THIS PHOTO」が開催されている。NYのクラブでハチャメチャにはじける女子たちを撮った作品。場所は昨年までPAXREXがあったところ。現在はTANTO TEMPOさんのギャラリーです。Photo_2
 親しい仲間と酒を飲み、ハメを外し、自己をさらけ出し・・・。そんな極めてプライベートな場所にもデジカメやケータイは入り込み、写し写されはコミュニケーションの必須アイテムとなっている。そしてそれらの画像はSNSにアップされる。それを見ながらコミュニケーションの輪はさらに深まる。あっという間に世界中に広がり、タグ付けされて名前まで明らかになり、その画像は独り歩きを始める。その流れはもう止められないのかもしれません。
Photo
 現代における写真の使命と意味とは? あらゆる場所で、あらゆる時に、ヒトやモノが撮られネット上に流れている。画像の民主化、という意味ではこれほど進んだ時代はかつてなかった。しかも画像にはタグが付けられることによって、次々と意味が変化し、さらに広まり、著作権やプライバシーなど20世紀の価値観とは異なった原理で成り立っているように思える。ビッグデータのほんの一部。個人なんてとるに足りないものなのか。
 で現実に生きるヒトは、それに抵抗するようにとことん騒ぎ、血も出し涙も流し、リアルな実感を求めて生きていく。Dina Litovskyはそんな今を生きるNYの女性を、きわめて冷静に撮影している。だから彼女の作品には、はじける女性の周辺のどこかに、その女性を写しているデジカメやケータイも写し込まれている。それは、現代における写真の使命=大量消費されるコミュニケーションのツールだ、と彼女は言っているのかもしれません。

TANTO TEMPO
Dina Litovsky写真展
2013年8月3日(土)~9月22日(日)

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