暑さ真っ盛りに咲くムクゲ
梅雨明けして一気に気温が上昇。人間もタイヘンだけれど、植物もタイヘン。樹々の葉も黄色っぽく変わっているのを見かけます。 もちろん紅葉・黄葉ではなく、猛暑のために夏枯れ寸前になった葉っぱの姿。(だと思っていますが、違うのでしょうか?) そんななかで目立つのが、元気いっぱいに咲いている白や薄紫のムクゲの花。しらべてみるとアオイ科フヨウ属、インドや中国が原産地。小林鷹さんの『和花』シリーズでも印象的でした。
俳句の季語では「木槿(むくげ)、白木槿」は初秋になるそうです。夏の季語だとばっかり思っていたけど。残暑のころまで、つぎつぎと長い時期咲いていますからね。
ムクゲはフヨウの仲間だとは思っていました。葉の大きさや形はずいぶん違いますが、花はとてもよく似ているから。でもトロピカルの代表・ハイビスカスも近しい仲間だって、ご存知でしたか? 熱帯の情熱的な花と仲間だなんて、意外です。ま、しかし暑い盛りに咲き誇るということは、熱帯や亜熱帯の気候に近い日本に夏は、好都合なのでしょう。アップで写してみたら、ホラそっくりです。花弁の色を赤やオレンジに変えれば、ハイビスカス以外の花には見えません。
朝咲いて夕方にはしぼむという一日限りのムクゲ。(これも知りませんでした。) つぎつぎにいっぱい咲くので、そんな短命には見えない。しばし暑さを忘れて、ホッとする美しさをしばらく楽しめそうです。
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