多彩な魅力!のPECHU展
いま開催中の「PECHU 10年の歴史展」は、PECHUさんのさまざまな表現を楽しめるのが魅力です。極細ボールペンで細密に描いた原画の数々。それを素にしたジークレー版画。マーカーを使って即興で描くライブペインティング・・・。展覧会場の「近つ飛鳥ギャラリー」はなにしろ広く、アカリ取りの天井までの高さが半端じゃない空間です。 チマチマしたら貧弱だし、パラパラなら散漫だし。そしてコンクリート壁なのでクギ打ちはできない。だから展示方法にもPECHU Project スタッフのみなさんの苦労の跡がしのばれます。そのアイデアと工夫の成果はちゃんとあらわれていると思いますよ。
大きい作品と小さい作品。額装付きと額装なし。それらを集合させたり対比させたり。イマジネーションを刺激する線が躍動する独創的な作品群に生命を吹き込まれ、コンクリートと石でできた無機質の広いスペースが、みごとにPECHUワールドに生まれ変わりました。 ボールペン、筆、マーカーと、使われた画材による印象の違いにも注目してください。 そしてシャドーボックス作家の松丸克代さんによる立体作品の「A」も必見! PECHUさんの世界がより深く、新たな視点から眺めることができます。
PECHU 十年の歴史展
2013年7月2日~7月31日(水)
大阪府立 近つ飛鳥博物館
9:45~17:00 月曜日休館
大阪府南河内郡河南町東山299
Tel. 0721-93-8321
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