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2013年7月

2013年7月30日 (火)

トラやんと小豆島へアートの旅

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 アートと島を巡る瀬戸内国際芸術祭2013。3年に一度のアートトリエンナーレ、今回が2回目です。春:33日間、夏:44日間、秋:31日間の開催期間に、作品鑑賞パスポートを買って島の自然と文化に触れあいながら現代アートの旅を楽しむ、というもの。越後妻有が「大地の芸術祭」であるのに対して、こちらは「海と島の芸術祭」。船で島から島へホッピングするのが新鮮です。Photo_2
 まずは神戸港からジャンボフェリーで小豆島へ。夏休み中なので、朝6時と早い出発の便にもかかわらずかなり混んでいます。ちびっ子たちもいっぱい!外人さんもいっぱい! フェリーの屋上デッキではヤノベケンジのおなじみキャラクター・大きなトラやんがお出迎え。早くもフェスティバル気分が盛り上がる。この船は絵本「トラやんの大冒険」のイメージを展開。トラやんの紹介、絵本の紹介もあって、船の意味やオリーブの意味もよくわかる。

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 およそ3時間の航海で小豆島の坂手港に到着。ここの灯台跡地には同じくヤノベケンジの銀色に輝く巨大な立体作品「ザ・スター・アンガー」が、ゆっくりと回転している。トゲトゲが突き出たミラーボールの球体(天体?)の上に、水の神さまである竜が鎮座し、目を真っ赤にして怒りの叫びをあげている。Photo_5このドラゴンは、もうすっかり坂手港のシンボルモニュメントになっています。
 そしてすぐそばの倉庫の壁には「トラやんの大冒険」のさまざまなシーンを凝縮した壁画が描かれている。世界に平和が戻るよう、仲間と一緒に失われた太陽を取り戻す旅をするトラやん。苦難を乗り越え、再び明るく平和な世界が訪れるまでの冒険の数々が、モノクロ絵画で描かれている。(虹だけはカラーですが・・・) 
 神戸でフェリーに乗船した時から始まり、下船するところまで一貫してヤノベケンジ・ワールドにひたれます。さぁ、これからアート巡りのスタートです。

アートをめぐる旅
瀬戸内交際芸術祭 2013
夏:7月20日(土)~9月1日(日)
秋:10月5日(土)~11月4日(月・祝)

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2013年7月27日 (土)

暑さ真っ盛りに咲くムクゲ

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 梅雨明けして一気に気温が上昇。人間もタイヘンだけれど、植物もタイヘン。樹々の葉も黄色っぽく変わっているのを見かけます。Photo もちろん紅葉・黄葉ではなく、猛暑のために夏枯れ寸前になった葉っぱの姿。(だと思っていますが、違うのでしょうか?) そんななかで目立つのが、元気いっぱいに咲いている白や薄紫のムクゲの花。しらべてみるとアオイ科フヨウ属、インドや中国が原産地。小林鷹さんの『和花』シリーズでも印象的でした。
 俳句の季語では「木槿(むくげ)、白木槿」は初秋になるそうです。夏の季語だとばっかり思っていたけど。残暑のころまで、つぎつぎと長い時期咲いていますからね。

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 ムクゲはフヨウの仲間だとは思っていました。葉の大きさや形はずいぶん違いますが、花はとてもよく似ているから。でもトロピカルの代表・ハイビスカスも近しい仲間だって、ご存知でしたか? 熱帯の情熱的な花と仲間だなんて、意外です。ま、しかし暑い盛りに咲き誇るということは、熱帯や亜熱帯の気候に近い日本に夏は、好都合なのでしょう。アップで写してみたら、ホラそっくりです。花弁の色を赤やオレンジに変えれば、ハイビスカス以外の花には見えません。
 朝咲いて夕方にはしぼむという一日限りのムクゲ。(これも知りませんでした。) つぎつぎにいっぱい咲くので、そんな短命には見えない。しばし暑さを忘れて、ホッとする美しさをしばらく楽しめそうです。

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2013年7月24日 (水)

私見、宮崎駿の「風立ちぬ」

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 堀越二郎 堀辰夫 に敬意を込めて
というクレジットで始まる宮崎駿監督の「風立ちぬ」。とても素晴らしかった、感動しました。美しい飛行機を作りたい、という夢を一途に追いかけ、激動の時代をストレートに生きた天才エンジニア・堀越二郎。この主人公はゼロ戦を設計した有名な堀越二郎をモデルにはしているが、宮崎監督が創り上げた現実には存在しない人物だ。Photo
 日本は貧しく技術力も西洋列強に大きく見劣りする時代。関東大震災や世界大恐慌に端を発する取り付け騒ぎ、治安維持法や特高、スパイの暗躍、革命とファシズム・・・。こんな暗く閉塞感ただよう世相を、彼はせいいっぱい生きたのだ。
 夢をカタチにしようと飛行機設計に没頭する二郎と、不治の病にかかった菜穂子。彼らは自分たちに残された時間はわずかしかないことを、よくわかっていた。だから日常の瞬間瞬間をよけい大切にしたからこそ、こんなにも輝いたのでしょう。

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 この映画のキモは、イタリア人の飛行機設計家・カプローニ伯爵を登場させたことだと思います。時空を超えた夢の中での交流、という不思議な構成が効いている。カプローニはいわば二郎の導師、あるいは志を同じくする同志。もしかしたら宮崎監督の化身。彼の「飛行機は美しい夢だ、しかしその夢は呪われてもいる」という言葉(予言?)は、飛行機に限らずあらゆる機械、文明の進歩は両義性を秘めていることを言い当てている。便利さを生む一方、武器にもなり、環境も破壊する。まっすぐに夢を追う行為は、美しいけれど偏執狂的な危うさも伴うものだ。
 「創造的人生の持ち時間は10年。君の10年を力を尽くして生きなさい」と、カプローニに教えられた二郎。戦争が終わった後、また夢の中で再会したとき「君の10年はどうだっかかね。力を尽くしたかね」と尋ねられ、「はい、終わりはズタズタでした」と答える。美しい夢のカタチ=ゼロ戦やB29の残骸がたくさん散乱する原野。そこは終わりの場所であり、新たな希望のスタート地点でもあるのだ。
 「風立ちぬ」はいろんな観方ができる奥深い作品です。ここに書いたのは、そのうちのほんの一例にすぎません。この映画について、皆さまのご意見をお聞かせいただければ幸いです。

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2013年7月21日 (日)

早くも、六甲のキノコたち

Photo_2  梅雨明けしてからもカラッとは晴れず、猛暑だけれど湿度も高く、雷雨もよくある。こんなムシムシした毎日が続くせいでしょうか、六甲山を歩いていると、早くもいろんなキノコを見かけます。熱中症に気を付けなくては!という時期では、ちょっと珍しいと思います。
 ではいくつかをご紹介しましょう。まずこのでっかいの。シイタケを大きくした感じで、匂いもシイタケに似ていました。手と比べて大きさがおわかりになるでしょう。 隣りの3つは見た目と色は本シメジにそっくり。でもシメジにしたら巨大です。Photo_3
 すこし赤っぽいのは、信州・奈川に生える味噌汁に入れたらすごくおいしいというキノコに似ていますが、色が派手かな?背も高すぎる。毒キノコかもしれません。信州では「キノコ採り名人がキノコにあたって病院に運ばれた」という話を各地で聞きますから、私は自分で採ったキノコは絶対に食べません。キノコ図鑑も何冊かもっていますが、ぜんぜん自信ありません。
Photo_4  白いキノコはとても美しい。地下から出てきたときの土を上にのせています。形は典型的なキノコ型。きれいに傘が開いたマツタケから色素を抜いてしまったら、こうなるかなと思わせるような。キノコの絵を描けと言われたら、きっとこんなカタチを描くでしょうね。ただ色は茶色かな、それとも「白雪姫と7人の小人」に出てくる、赤に白い水玉模様かな。草間彌生先生に色を塗っていただきましょう。Photo_5
 そして、もう一つ。これは肉厚でおいしそうに見えるでしょ! イタリアの秋の味覚の王様=ポルチーニというキノコにそっくりです。でも残念ながら、香りはまったくありませんでした。ポルチーニはイタリア版マツタケなので、香りがないと話になりません。ステーキで食べたらウマイかな、と一瞬ぐらっと来ましたが、やはり「自分で採ったキノコは食べない」という原理原則を守って、せいぜい長生きすることにいたしましょう。

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2013年7月18日 (木)

solnteさんのテーブル その2

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 一週間ほど前にこのブログで書きましたように、我が家にやって来たかわいいテーブルは、楕円形で高さはわずか20cm。これが2つに分かれるようになっていて、なぜか真ん中に丸い穴。Photo_3 (なんじゃそれ?と不審に思われた方は、スミマセンが前回の記事 solnteさんのテーブル をご覧ください。) では今回は、その使い方いろいろをご紹介しましょう。
 まず(1)=くっつけて普通にコーヒーテーブルとして使う。きわめてノーマル。前回の写真にあります。次に(2)=真ん中の丸い穴にガラスの花瓶を入れてお花を活ける。早くから直径10cm高さ20cmのぴったりサイズの花器を準備しています、はい。どんな花がおもしろいかは、これからの研究課題です。ネライはテーブルからいきなり草花が生えているような意外性。だまし絵的ギミックかもしれませんが、考えているとワクワクします。

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 そして(3)=分割してずらして合わせる。ユニークなカタチになり、二人が座る角度もすごくいい感じ。直接向き合うこともなく、かといって隣り合うのでもない。新しい人間関係が生まれるのではないか、と期待しているのですが、いかがでしょうか。Photo_7 最後は(4)=ひとつずつ別の場所で使う。コンパクトで簡単に動かせるから、手頃なテーブルが2つあるのと同じ。
 いかがです? オモシロイと思うのですが、どうでしょうか。世界に2つとないオーダー家具ならでは、と自画自賛しています。このsolnteさん作のローテーブル、六甲の我が家まで見に来てください。そしてもっと魅力的な使い方のアイデアがあれば、ぜひ教えてください。お願いいたします。

solnte shimada-kagu
長野県松本市奈川990-22
Tel. 0263-79-2883
info@solnte.com

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2013年7月15日 (月)

生田神社 茅輪くぐり

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 生田神社といえば縁結びの神さま。女優の藤原紀香さんが結婚式を挙げたことで話題になりましたが、その影響か今も若い女性の参拝客が多いのが特徴です。たまたま前を通りかかると 「千燈祭 茅輪くぐり 大祓」 という大きな垂れ幕。急に盛夏になってしまい、夏を乗り切るためには水分の補給だけでは心もとないと感じていたところなので、これ幸いと中へ入ってみました。夏越大祓式 茅輪くぐり (なごしのおおはらいしき ちのわくぐり)
。蘇りの祭りと考えられているそうですよ。

Photo_2
 茅(ち)はチガヤ、スゲ、ススキなどで、茅葺(かやぶき)屋根の材料です。これでできた大きな輪をくぐると、知らず知らずの間に犯してしまった罪や穢れを清め、病気や事故など禍(わざわい)を未然に防いでくれる、というとってもありがたいお祭りであります。くぐり方も決まっている。まずくぐって左からまわってきて、次にくぐって右からまわって、最後にくぐってまっすぐ前方の拝殿に進む。こんな和歌を唱えながら輪をくぐるとさらに良し。
    みな月の夏越の祓いする人は
          ちとせの命 延ぶというなり
そんなぁ!覚えられません。なにしろ暑いので早くまわって日陰に逃れたい。こんなバチあたりなことでは、ご利益は望めないかも。
 7月は祇園祭や天神祭など、疫病退散を祈願し健康を願う有名なお祭りがたくさんあります。ささやかながら神戸でもやっております、というお話でした。

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2013年7月12日 (金)

「素材ごはんの素」のごはん

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 ミュージアムのように美しい問屋国分のショールームで見つけてゲットした「素材ごはんの素」。味は3種類あります。◎国産さんま・合わせだし仕立て。 ◎マテ茶鶏のガーリックバター。 ◎グリンピースとじゃこ。 パッケージに『入れ炊く』と表示されているように、お米を研いで必要分の水を入れ、この缶詰を汁ごと足して炊くだけ。炊飯器で簡単にできるのです。クッキングと言うのもはばかられるほど“お手軽な”このごはんが、ホントにおいしい!Photo_3
 たとえば「国産さんま・合わせだし仕立て」は純和風の味。ほふほふと口にほおばれば、よく味がしみ込んだサンマの蒲焼きの炊き込みご飯。でも決して濃い味ではありません。ちょうどいい感じ。
 たとえば「マテ茶鶏のガーリックバター」はあっさり味のピラフ。炊飯器で炊いたのに、ちょっと意外。マテ茶鶏というのがどんなものか知らない。でも淡い味わいと思っていたら、食べるうちにじわーっと口の中に滋味があふれてくる。へぇ奥深い。
 そして「グリンピースとじゃこ」。じつはコレ、まだ食べていません。さんざんおいしいおいしいとほめていながらスミマセン。少しコクのある豆ごはん風かな、と期待しておりますが、さていかがでしょうか。これからのお楽しみです。

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2013年7月 9日 (火)

solnteさんのテーブル

Solnte
 solnte(ソルンテ)さんに気づいたのは4年前。何もない奈川の村内をクルマで走っていたとき、アレッ!栄町っぽい店がある、と思って入ってみたのが最初です。そこはお二人とも木工作家の嶋田さんご夫婦の工房と販売スペースだった。神戸にもないような、とびっきりセンスのいいテーブルや椅子、キャビネットや棚、そして木の美しさを生かした小物類が並んでいる。上質の北欧デザインのようにシンプルでいてあたたかい、しかもやさしい和の雰囲気も感じる。これはすごい人たちに出会ったぞ、いつか家具を注文したいね、と言っていました。それが今回実現したのです。

Photo
 大まかなイメージをお伝えし、デザインのやり取りを数回重ねて約6ヶ月。ついに完成しました。そりゃもう満足度150%! 形はダイニングテーブルやカーペットに合わせた楕円形、低く座るスタイルにしたいので、高さはわずか20cmのローテーブルです。しかも、2つに分かれるようになっています。楕円形にアールがついた脚部、そしてなぜか真ん中に丸い穴。どんな使い方ができるかは、また後日ご紹介するとして、まずはこの美しさをとっくりご覧ください。

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 あ、そうそう、こちらの名前のsolnteって何語だと思いますか? 私たちはイタリア語かスウェーデン語か、う~ん何だろう?と思って聞いてみたら、新潟の方言だとのこと。新潟では「木が反るんて」と言うそうだ。で、ソルンテ。ちなみにご主人は新潟の出身、奥さまは地元・奈川の出身。こんな若くて才能ある人たちが住みついてくれて、しかも赤ちゃんも誕生し、過疎化が進む村の前途にちょっと明るい光が差してきたようで、とてもうれしくなりました。

solnte shimada-kagu
長野県松本市奈川990-22
Tel. 0263-79-2883
info@solnte.com

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2013年7月 6日 (土)

多彩な魅力!のPECHU展

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 いま開催中の「PECHU 10年の歴史展」は、PECHUさんのさまざまな表現を楽しめるのが魅力です。極細ボールペンで細密に描いた原画の数々。それを素にしたジークレー版画。マーカーを使って即興で描くライブペインティング・・・。展覧会場の「近つ飛鳥ギャラリー」はなにしろ広く、アカリ取りの天井までの高さが半端じゃない空間です。Photo_4 チマチマしたら貧弱だし、パラパラなら散漫だし。そしてコンクリート壁なのでクギ打ちはできない。だから展示方法にもPECHU Project スタッフのみなさんの苦労の跡がしのばれます。そのアイデアと工夫の成果はちゃんとあらわれていると思いますよ。
 大きい作品と小さい作品。額装付きと額装なし。それらを集合させたり対比させたり。イマジネーションを刺激する線が躍動する独創的な作品群に生命を吹き込まれ、コンクリートと石でできた無機質の広いスペースが、みごとにPECHUワールドに生まれ変わりました。A_2 ボールペン、筆、マーカーと、使われた画材による印象の違いにも注目してください。 そしてシャドーボックス作家の松丸克代さんによる立体作品の「A」も必見! PECHUさんの世界がより深く、新たな視点から眺めることができます。

PECHU 十年の歴史展
2013年7月2日~7月31日(水)
大阪府立 近つ飛鳥博物館
9:45~17:00 月曜日休館
大阪府南河内郡河南町東山299
Tel. 0721-93-8321 

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2013年7月 3日 (水)

PECHU 十年の歴史展、スタート

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 大阪の南のほう、河南町にある大阪府立 近つ飛鳥博物館で7月2日(火)からPECHUさんの展覧会が開かれています。ここは古墳時代から飛鳥時代にかけての文化遺産を中心に展示する博物館で、安藤忠雄さんの設計で20年ほど前にオープンしました。建物全体が巨大墳墓の石室を思わせるユニークなもの。この場所でPECHU作品の魅力がどう映えるか楽しみですね。

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 展示スペースの「近つ飛鳥ギャラリー」は地下1階にあります。高さ20mぐらいありそうな高い吹き抜け空間。安藤さん独特の美しいコンクリート打ちっ放しの壁面です。そこに金魚シリーズ、宇宙シリーズ、あるふぁべっとシリーズ、ライブペインティング作品、オリジンなど70点ぐらいを展示。圧巻です! 安藤建築に全然負けていません。いつも観る者にパワーをくれるPECHU作品。すでに見入っている人たちがいらっしゃいました。あと一か月、すこし足の便が悪いかもしれませんが、ぜひご覧になってください。

PECHU 十年の歴史展
2013年7月2日~7月31日(水)
大阪府立 近つ飛鳥博物館
   9:45~17:00 月曜日休館
大阪府南河内郡河南町東山299
Tel. 0721-93-8321

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