トラやんと小豆島へアートの旅
アートと島を巡る瀬戸内国際芸術祭2013。3年に一度のアートトリエンナーレ、今回が2回目です。春:33日間、夏:44日間、秋:31日間の開催期間に、作品鑑賞パスポートを買って島の自然と文化に触れあいながら現代アートの旅を楽しむ、というもの。越後妻有が「大地の芸術祭」であるのに対して、こちらは「海と島の芸術祭」。船で島から島へホッピングするのが新鮮です。
まずは神戸港からジャンボフェリーで小豆島へ。夏休み中なので、朝6時と早い出発の便にもかかわらずかなり混んでいます。ちびっ子たちもいっぱい!外人さんもいっぱい! フェリーの屋上デッキではヤノベケンジのおなじみキャラクター・大きなトラやんがお出迎え。早くもフェスティバル気分が盛り上がる。この船は絵本「トラやんの大冒険」のイメージを展開。トラやんの紹介、絵本の紹介もあって、船の意味やオリーブの意味もよくわかる。
およそ3時間の航海で小豆島の坂手港に到着。ここの灯台跡地には同じくヤノベケンジの銀色に輝く巨大な立体作品「ザ・スター・アンガー」が、ゆっくりと回転している。トゲトゲが突き出たミラーボールの球体(天体?)の上に、水の神さまである竜が鎮座し、目を真っ赤にして怒りの叫びをあげている。このドラゴンは、もうすっかり坂手港のシンボルモニュメントになっています。
そしてすぐそばの倉庫の壁には「トラやんの大冒険」のさまざまなシーンを凝縮した壁画が描かれている。世界に平和が戻るよう、仲間と一緒に失われた太陽を取り戻す旅をするトラやん。苦難を乗り越え、再び明るく平和な世界が訪れるまでの冒険の数々が、モノクロ絵画で描かれている。(虹だけはカラーですが・・・)
神戸でフェリーに乗船した時から始まり、下船するところまで一貫してヤノベケンジ・ワールドにひたれます。さぁ、これからアート巡りのスタートです。
アートをめぐる旅
瀬戸内交際芸術祭 2013
夏:7月20日(土)~9月1日(日)
秋:10月5日(土)~11月4日(月・祝)
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