憧れのダッチオーブン
春の訪れと共に、久々我が家に新しいなべがやって来ました。しかも憧れのダッチオーブンなのだ! わたくし長らく生きて来て、ヴィトンやシャネルを買うよりなべを買うのが好きなのであります。おかげでさほど広くない我がキッチンには、なべが溢れているのであります。「もうこれ以上買うまい!」と、毎度固く心に誓い・・・
ところが先日、甥っ子の出産内祝いに送られて来たギフトカタログの、あるページに目は釘付け! その日から寝ても覚めても悩むことしきり・・・ で、結局「それにしちゃった」わけであります。そう、悩んだわりにはあっさりと。
けれど後悔などしちゃいない。するもんか! 届いたダッチオーブンの何と美しいことでしょう。ヴィトンもシャネルもこのなべにひれ伏す・・・(ちょっとオーバー)アウトドアの定番。男の豪快料理の代名詞。想像してみましょうよ。赤々と燃える薪ストーブの中に、どっしりと重い、黒々としたこのダッチオーブンが入っているサマを。とっぷりと日が暮れた頃「さあ、そろそろいいかな?」と取り出しふたを開けると、ほっこりジャガイモやすっかり柔らかくなった野菜に囲まれて、骨付きの鶏肉がジュージューと音を立てる。いいな、いいなあ〜!
ところでこのダッチオーブン、製造元は岩手県の南部盛栄堂。そう、日本が世界に誇る南部鉄器です。創業はなんと嘉永5年! 脈々と受け継がれて来た伝統の技を継承し、一方でサビ止め技法を発展させた独自製法を開発するなどして、世界に打って出ようとしています。いいな、いいなあ〜!
黒いボディーに記された製品名「OIGEN」は「及源」のローマ字表記。これもいいなあ。ってなわけで、明るい春の日差しが差し込むリビングで、このなべを愛でるけいママの至福の時はしばらく続きます。「けいママ、眺めてばかりおらんと、さっさと使いなさいや!」って声を聞こえて来そう。
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