岡本の梅林公園
まだ花の時期には少し早いか、と思いつつちょっと春めいた日射しに誘われて岡本梅林公園まで出かけてみました。六甲山のふもとの高台。海まで見晴らせる眺望バツグンの場所にあります。公園内の説明看板によると岡本の梅林は昔から有名だったようです。以下にその文章を・・・。
「梅は岡本、桜は吉野、みかん紀の国、栗丹波」と唄われた岡本梅林の起源は明確でないが、山本梅岳の『岡本梅林記』に羽柴秀吉の来訪が記されているところよりかなり古くから存在していたようである。寛政十年(1798)には、『摂津名所図会』に岡本梅林の図が登場する程盛んとなった。
ところが昭和13年の大水害で山が崩れ、戦災で焼け、戦後は宅地化が進み、梅林は消滅してしまったそうだ。昭和50年代に神戸市がその一部を復活整備して梅林公園とした。だからどの木もまだ若い。往時の見事さを取り戻すには時間がかかるのでしょう。とはいえ植えられた品種も多くて長い期間楽しめるように考えられている。新・こうべ花の名所50選の表示もありました。
いま咲いているのは「八重寒梅」、「筋入り道知辺(スジイリミチシルベ)」、「虎の尾」、「冬至梅」などで、まだまだ少ない。寒さもまだ厳しいですしね。というわけで「梅は岡本」、これからが花見の本番。いろんな品種が次々と開花して、3月中旬まで目と鼻を楽しませてくれることでしょう。
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