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2013年2月19日 (火)

映画 「わすれない ふくしま」

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 あれから2年。私たちの関心は東北から徐々に離れてきています。忘れやすい、あるいは飽きっぽい国民性、では済まされないと思うのですが。とりわけ危機感を抱くのは原子力の将来について。政治家も経済界もメディアも、何とか原発を続けたいという声が日増しに高まっているような気がします。電力が足りない、電気代が上がると日本の産業は国際競争力がなくなる、というような理由で。核の廃棄物を処理する技術もまだないのに、フクシマの放射能による健康被害がどのように現れるかもまだわかっていないのに・・・。原子力は人類が生みだした罪深い技術。なのに原子力ムラの攻勢が急過ぎる、と思いませんか? ちょっと待て!と言いたい。
 こんなことを考えているとき、ドキュメンタリー映画「わすれない ふくしま」の上映会が神戸YMCAで開催されると聞いて見に行ってきました。

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 日本一美しい村と呼ばれていた福島県飯館村で生活していた、ある畜産農家を中心にここに暮らす人々の震災後の日常を淡々と描いた四之宮浩監督の作品です。この家族が失ったもの、それは仕事、家、学校、友人、故郷、自然、生活習慣、家族の絆、将来、希望。彼らにはなんの落ち度もなく、こんな理不尽なカタチで大切なものを奪われるなんて。津波は天災かもしれないけれど、原発は人災なのだ。防ぐことはできたものだから悔いが残る。そして放射能は将来世代まで影響を及ぼすからたちが悪い。東京電力の責任、国の責任、そして過疎地に危険なものを押し付けて無関心だった我われ国民全員の責任。私たちはこのことを決して忘れてはならない。「電気がないと暮らせない」、「電気代が上がると困る」なんて発言する前に、この映画を見てください。
 今回の上映会のために神戸へ来られた四ノ宮浩監督の「福島の人々の苦しみは果てしなく続く。だから、わざと中途半端な終わり方にしました」という言葉が印象に残りました。また監督は「映画を撮ってハイ終わり、にはできない」と、映画完成後も福島に居続け『福島の子どもたちを疎開させようプロジェクト』を進めておられます。こちらも応援をお願いします。
 

わすれない ふくしま
東京都写真美術館ホール
2013年3月2日(土)~3月29日(金)
その他、順次全国で上映

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