東京で「和」見物
東京へ行くとなんか異国に来たみたいって思う。いくつもの路線が平行して、クロスして走る・・・ 合ってるのかな? ちゃんと目的地に行けるのかな? そんな中で聞こえて来る日本語は、なんか外国語っぽい。
町を歩けば出くわす巨大なビル。最先端のモノが溢れ、世界各国の料理店が立ち並ぶ。そんな中でふと迷い込んだような路地裏に出くわす。それはいかにも日本的な、懐かしいはずの光景なんだけど、なんかワンダーランドっぽい。
そりゃまあ世界に名だたる大都会だ、東京は。癒しを求めて行く温泉地や、自然を求めて行く景勝地ではないわけで。見るもの全てにキョロキョロ、ドキドキ、目が回るジェットコースターに乗ってる気分。
でも今回の東京見物で感じたのは「和」。まるで異国のような町トーキョーが必死に叫んでる。「和」は凄いよ! 見直そうよ「和」の凄さを! これからのニッポン、生き残るのは「和」だよ。
スカイツリーが見下ろす下町に、かつて葛飾北斎が暮らし、たくさんの職人たちが見事な工芸品を作り出してきた。海や川から獲れる恵みを加工して名物が生まれ、伝承されて来た。東京ソラマチでは墨田区が元気いっぱい。
いえ、ご当地ものだけではありません。今や東京には日本各地の名産品が集められ、またチョー一流のクリエーターたちが「和」に熱い視線を送る。ヒカリエはジャパンのプレゼンテーション空間。
「おい、おい、灯台下暗しってこのことだよ。これ、引っさげて世界に打って出ようよ。この美意識を伝えて行こうよ」。
そんな意気込みを渋谷で、青山で、表参道で、銀座で感じました。嬉しくなりました。大都市トーキョーにきらめく無数の灯り・・・ 異国のような町が振り返る過去。めまぐるしい今日。そして提案する明日。かなり疲れるけど、やっぱり東京は面白いな。またすぐに訪れたくなるな。
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