フェルメールブルーの石を得る
フェルメールが「青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)」や「牛乳を注ぐ女」などに使った美しいブルーは、ラピスラズリから作った絵具だという。そのラピスラズリを見るために、石コレクターの友人に誘われて京都みやこめっせ「石ふしぎ大発見展2012」に行ってきました。すごい数の出展業者!が中東や南米からも。 すごい数のお客さん!は老若男女さまざま。 よくもまぁ石好きがいるもんだ、と感心しながら会場を巡る。大まかに分けると業者にもジュエリー系、飾り石系、原石系、化石系の4つがありそうだ。とうぜんお客さんの好みが違うからでしょう。ネックレスになりそうなビビッドな色を探す人と、アンモナイトの化石を熱心に見る人は別世界の住人です。でも共通するのは、どれも地球の営みが生み出したまるで奇跡のような美しさ。あ、隕石のコーナーもありましたから地球外の宇宙の営みも。
いままであまり興味はなかったのですが、見ているとはまってしまいそうな魅力がある。(気を付けなきゃ) さてラピスラズリですが、アフガニスタンの特産でフェルメールの時代はとても高価だったそうです。今は化学的に作り出した似たようなブルーの絵具があるようですが。そんな話を聞きながら見ていると、その石の青はますます深みを増して神の領域に入っていけそうな気がしてくる。やはり色を塗ったり染めたりしたものと、色そのものとは伝わる力が違う。で思わず買ってしまったのが、上の写真の石。コレクターの友人から「ラピスラズリは黄鉄鉱と一緒に産出するので、金色の筋や模様の気に入ったものを選ぶといいですよ」とアドバイスを受けてゲット! 見るだけのつもりが、最終日の終わり間際なので安くしてくれるというアフガン人(?)の商売上手に乗せられて、買ってしまいました。神戸市立博物館のチケット売り場に並ぶ人たちにも、見せてあげたい美しさです。
神戸市立博物館
マウリッツハイス美術館展
2012年9月29日(土)~2013年1月6日(日)
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